抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東海大学福岡短期大学において2008年度入学生の共通科目で開講されている野外活動理論および実習Iにおいて,学生がどのような実体験をしているか,実習後の学生レポートをもとに考察した。野外活動事例としては,八所宮の樹木,腐葉土の調査,玄海・神湊でのファーミング,史跡巡り,盆踊り体験実習,飯盒炊爨,プロジェクト・ワイルドという環境教育プログラムの実習,キャンプ実習である。実習後のレポートは,学術的意見,体験・経験的意見,否定的意見に分けられた。学術的意見グループからは学生が環境に関する基礎的知識が不足して深い理解が不足していることがわかった。体験・経験的意見は一番多く,野生生物とすべての生き物の生きる環境について,気づき,知識,技能,参加の向上を促し,責任ある行動をとり,建設的な行動を起こすことができるようになるという目標につながるものが多かった。また現地スタッフの存在が学生に大きな影響を与えたと考えられる。否定的意見には今後の対応を考えるべき点が含まれていた。