抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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南極大陸の起源は南極東部のTerre Adelie地域とオーストラリア南部のGaulerクラトン地域に集中する後期始生代の比較的小さなクラトン細胞(核)までたどれる。大陸の進化は7つの段階に分けられる。1.古原生代後期~中期原生代中葉に,南極核の東縁,次に西縁に対して地殻の付加と衝突が起きた。2.中期原生代中~後期のリフティングは大陸地殻のブロックを分離させ,大洋に面した縁辺部を形成した。3.この直後縁辺部の反転が起き,原始南極がCrohnクラトンと衝突し並列するに至った。4.中期原生代最末期~Cryogenianにかけての構造運動の静止はエディァカラ紀のリフティングの前兆で,古代太平洋の形成に至った。5.ローレンシア大陸のリフティングは大陸の反対側縁辺部に収斂作用を起こし,インドとアフリカの縫合をもたらした。6.ゴンドワナの融合はゴンドワナ以前のクラトン間から非活動的大平洋縁へのサブダクションの位置の移動を記録している。7.ゴンドワナ内部での伸張の開始とその後のリフティングに重なる付加作用の最終段階。後期石炭紀に伸張が始まり,ゴンドワナはアフリカ-南アメリカ,インド,オーストラリアに連続的に断片化し,後期ジュラ紀と後期白亜紀の間にニュージーランドが分離し,現在の南極が形成された。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.