文献

J-GLOBAL ID：201102201452555749   整理番号：11A0121661

ゴルジカルシウムポンプ分泌経路カルシウムATPアーゼ1(SPCA1)は基底様乳癌細胞系MDA-MB-231におけるインシュリン様増殖因子受容体(IGF1R)プロセシングの鍵レギュレーターである

Golgi Calcium Pump Secretory Pathway Calcium ATPase 1 (SPCA1) Is a Key Regulator of Insulin-like Growth Factor Receptor (IGF1R) Processing in the Basal-like Breast Cancer Cell Line MDA-MB-231

著者 (6件)： GRICE Desma M. (Univ. Queensland, Brisbana, AUS) ,  VETTER Irina (Univ. Queensland, Brisbana, AUS) ,  FADDY Helen M. (Univ. Queensland, Brisbana, AUS) ,  KENNY Paraic A. (Albert Einstein Coll. Medicine, New York) ,  ROBERTS-THOMSON Sarah J. (Univ. Queensland, Brisbana, AUS) ,  MONTEITH Gregory R. (Univ. Queensland, Brisbana, AUS)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 48  ページ： 37458-37466  発行年： 2010年11月26日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： SPCA1の細胞内カルシウム調節機構と乳癌マーカーとの関連性を遺伝子サイレンシング,DNAマイクロアレイなどにより調べた。MDA-MB-231細胞のSPCA1のsiRNAによるノックダウンで小胞体ストレス誘導感受性の変化および全体的カルシウムシグナリングの変化なしに細胞増殖及び細胞形態は著しく変化した。また乳癌マーカーであるIGF1Rのプロセシングが著しく変化し,機能性IGF1Rβレベルの減少と不活性なトランスゴルジネットワーク前IGF1R型が蓄積した。カルシウムポンプがサイトゾルカルシウムセカンドメッセンジャーに影響せずに,腫瘍進行で重要な蛋白質のプロセシングを調節できることを示唆した。

シソーラス用語： *ABC輸送体 ,  *カルシウムポンプ ,  細胞構成体 ,  *Golgi体 ,  細胞内輸送 ,  *IGF1受容体 ,  イオン調節 ,  細胞内蓄積 ,  突然変異体 ,  癌抑制タンパク質 ,  *腫瘍マーカー
準シソーラス用語： *SPCA1 ,  トランスGolgiネットワーク

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (11件)： 分泌経路 ,  カルシウムATPアーゼ ,  基底 ,  乳癌細胞 ,  MDA ,  インシュリン様増殖因子 ,  受容体 ,  IGF1R ,  プロセシング ,  鍵 ,  レギュレーター