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J-GLOBAL ID：201102201723175912   整理番号：11A0119245

Hox遺伝子クラスターサイレンシングの三次元構造

The three-dimensional architecture of Hox cluster silencing

著者 (8件)： FERRAIUOLO Maria A. (McGill Univ., Quebec) ,  ROUSSEAU Mathieu (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  MIYAMOTO Carol (McGill Univ., Quebec) ,  SHENKER Solomon (McGill Univ., Quebec) ,  WANG Xue Qing David (McGill Univ., Quebec) ,  NADLER Michelle (McGill Univ., Quebec) ,  BLANCHETTE Mathieu (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  DOSTIE Josee (McGill Univ., Quebec)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 38  号： 21  ページ： 7472-7484  発行年： 2010年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クロマチンの空間的構造は遺伝子発現の調節の重要な機構であることが明らかになってきているが,in vivoにおけるゲノムの高分解能構造については殆ど分かっていない。本研究では,ヒトのHox遺伝子クラスターの三次元形成について,染色体高次構造捕捉(3C)技術を用いて検討した。3Cのデータのコンピューターモデリングにより,クロマチン構造と遺伝子発現の調節タンパク質の候補が同定された。HoxA遺伝子クラスターは転写活性に依存的な種々のクロマチンループ内に形成されていた。長い距離の接触が4つの全サイレントクラスター内に認められたが,ループ形成のパターンは各クラスターに特異的であった。ポリコームタンパク質はヒトのクラスターループ形成とサイレンシングにあまり必要ではなかったが,全てのクラスターにおいてDNAループを媒介する候補としてインシュレーター結合タンパク質CTCFが同定された。以上より,Hox遺伝子クラスターのループ形成は進化的に保存された転写調節の構造的機構を示していることが示唆された。

シソーラス用語： 調節遺伝子 ,  *ホメオボックス遺伝子 ,  ループ構造 ,  クラスタ ,  *遺伝子発現 ,  高次構造 ,  遠距離相互作用 ,  *クロマチン ,  構造 ,  *遺伝子サイレンシング
準シソーラス用語： インスレーター領域 ,  *Hox遺伝子 ,  遺伝子クラスタ ,  CTCF蛋白質 ,  三次元構造

分類 (1件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U)

タイトルに関連する用語 (2件)： Hox遺伝子 ,  三次元構造