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J-GLOBAL ID：201102201852570470   整理番号：11A0951546

2バンドモデル内色素増感太陽電池の注入効率

Injection Efficiency in Dye-Sensitized Solar Cells within a Two-Band Model

著者 (5件)： CAI Jinhua (National Inst. Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  CAI Jinhua (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  SATOH Norifusa (National Inst. Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  HAN Liyuan (National Inst. Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  HAN Liyuan (JST-CREST, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 115  号： 13  ページ： 6033-6039  発行年： 2011年04月07日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 色素増感太陽電池の注入効率を半導体アノードの伝導帯バンドと色素分子の最低非占有分子軌道(LUMO)に対するエネルギー準位から構成されている一般的2バンドモデル内で理論的に調べた。注入効率の計算式は定常状態での注入流れに関する統計熱力学を用いて導いた。そこではフォワワード移動カレント(LUMO準位から伝導帯へ)とバックワード移動カレント(伝導帯からLUMO準位へ)間の熱力学的競合を考慮して注入効率の計算式を導き,近似式η_inj={1+f_g[ρ_d(E_c)/ρ_s(E_LUMO)]}^-1を得た。この式は明確に酸化物半導体と色素分子の電子構造への注入効率に関連していた。フォワワード移動カレントとバックワード移動カレント間の熱力学的競合は常に存在するので,この式は現実の系での最大注入効率の見積もりを提供している。エネルギー準位競合に加えて,この式は又酸化物半導体中の伝導帯バンドと色素分子中のLUMO準位の状態密度を適合することで注入効率を調整することが出来ることを意味している。

シソーラス用語： *太陽電池 ,  *色素 ,  *キャリア注入 ,  伝導バンド ,  LUMO ,  エネルギー準位 ,  統計力学 ,  化合物半導体 ,  電子構造 ,  状態密度 ,  *エネルギー変換効率
準シソーラス用語： *エレクトロン注入 ,  酸化物半導体 ,  *色素増感太陽電池 ,  *発電効率

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

タイトルに関連する用語 (4件)： バンド ,  モデル ,  色素増感太陽電池 ,  注入