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J-GLOBAL ID:201102201855227113   整理番号:11A0803451

アルカリ環境で長期間使用されたGFRP製タンクの損傷状態

Damage Condition of GFRP Tank Used for Long Period in Alkaline Environment
著者 (5件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 245-250 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: F0385A  ISSN: 0514-5163  CODEN: ZARYA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本報では,13年間使用された苛性ソーダ希釈用GFRP製大型薬品タンクの代表的な部位4箇所について,損傷状態の詳細観察,超音波エコー測定および残存曲げ強さを調べた。その結果,内容液と殆んど接触しなかった胴上部は,長期使用後にも著しい損傷は認められず,内容液と直接接触した胴中部,胴底部および底部は,内容液との接触に起因するサーフェシングマットの劣化と苛性ソーダ希釈時の温度変動に起因する材料の膨張・収縮との相乗効果により,タンク内表面から内部構造に向かって網目状亀裂が発生していた。更にこの亀裂を介して内容液が材料内部へ侵入し,チョップドストランドマット層で母材樹脂-強化繊維間の界面剥離が生じた後,層間剥離へと損傷が進行した。同一積層構成の胴部では,胴上部,胴中部および胴下部の順に損傷が顕著であった。これに対応して損傷評価指標(V値またはV(平均値))が低下しており,V値またはV値を用いてGFRP製実機タンクの損傷状態を評価できた。最も顕著に損傷した底部に於いても表面に生じた損傷部厚みは1.4mmであり,強度を維持するフィラメントワインディング層までは至らなかった。そのため,各部位の曲げ強さは同程度であり,比較的高かった。
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分類 (4件):
分類
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ゴム・プラスチック材料試験  ,  水中音響応用  ,  抵抗性  ,  強化プラスチックの成形 
引用文献 (8件):
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