文献
J-GLOBAL ID:201102202120592256   整理番号:11A1521098

スリランカにおける原因不明の慢性腎臓病(CKDue):地理的分布と環境上の意味合い

Chronic kidney diseases of uncertain etiology (CKDue) in Sri Lanka: geographic distribution and environmental implications
著者 (10件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 267-278  発行年: 2011年06月 
JST資料番号: D0706A  ISSN: 0269-4042  CODEN: EGHEE3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
スリランカ中北部からの慢性腎臓病(CKD)患者の増加は全国的な環境・健康障害の問題となった。長期的な糖尿病及び高血圧が腎臓病の主要な原因となっているほかの国とは異なり,スリランカのこの地方からのCDK患者の過半数はなんらの同定可能な原因を示さない。この病気が特にこの国の中北部の乾燥地域に顕著に特定な地理的環境に限定されているために,可能な病因及び危険因子を同定するためには学際的かつ詳細な研究が要求される。この研究期間中,流行地域及びそれ以外の地域の住民スクリーニング,地理環境及び生化学試料の解析を実施した。多段サンプリング技法を用いて実施された住民スクリーニングから,原因不明のCKDの点有病率は18歳を超える住民の約2~3%であった。高有病率及び非有病地域から収集した飲用水を腎毒性金属Cd及びUを含む微量及び超微量元素についてICP-MSを用いて分析した。その結果,影響を受けている地域の飲用水は中程度から高レベルのフッ化物を含むことが明らかになった。飲用水,影響を受けている地域からのコメ,及び症状を示す患者及び示さない患者からの尿中のCd含有量はきわめて少なく,Cdはスリランカにおける原因不明のCKDの寄与因子ではないことが示された。この研究で決定された元素に基づいて単一の地球化学的パラメータを明確かつ直接にCKDの病因に関連づけることは出来なかったが,飲用水の特有な水系地球化学がこの病気の発生に密接に関与していることは最も確からしいことである。Copyright 2010 Springer Science+Business Media B.V. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
疫学  ,  泌尿生殖器の基礎医学  ,  環境汚染一般  ,  水質汚濁一般  ,  地球化学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る