抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Elimaea cheni(Phaneropterinae)のミトコンドリアゲノムの完全15831ヌクレオチド配列を決定した。coxlの推定開始コドンはTTAであった。異なるmtDNAデータセットに基づく直翅類の系統発生を最大可能性(ML)及びBayesian推論(BI)により解析した。全37遺伝子(mtDNA)を同時に解析し,Caelifera及びEnsiferaの単系性を分類サンプリングの状況において回収した。直翅類の系統発生は先の系統発生仮説とほとんど一致した。Tettigoniidaeの姉妹群であるRhaphidophoridae及びTettigoniidaeの4サブファミリー間の関連性は(Phaneropterinae+(Conocephalinae+(Bradyporinae+Tettigoniinae))であった。PyrgomorphidaeはCaelifera最も基幹的グループであった。6つのacrididサブファミリー間の関係は(Oedipodinae+(Acridinae+(Gomphocerinae+(Oxyinae+(Calliptaminae+Cyrtacanthacridinae)))))であった。しかしながら,単系Grylloideaを回収しなかった。MyrmecophilidaeはGryllidaeの代わりにGryllotalpidaeを含むクレードにクラスター化した。全蛋白質コード遺伝子(ヌクレオチド配列データまたは第三コドン位置を除外及びアミノ酸配列を用いて)のML及びBI解析により,全mtDNAゲノムデータセットのそれに一致するトポロジーを明らかにした。しかしながら,単独データセットとして解析した時,DHUループ及びTψCループ(TRNA)を除く22tRNA遺伝子及び2つのrRNA遺伝子(RRNA)は正常に機能しなかった。これらの結果から,最良の系統発生推定は総mtDNAに基づくML及びBI法であった。tRNAを除いて,データセットの蛋白質コード遺伝子及びヌクレオチド配列をアミノ酸配列に変換するrRNA遺伝子及び第三コドン位は系統発生再構築にポジティブに影響しなかった。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST