抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新潟県ではヒ素の地下水環境の超過率は全国平均より高く,平成18年は17%,19年は12%,20年は20%であった。県内の地下水ヒ素汚染は,昭和34年に中条町で工場の原因により環境基準0.01mg/Lの10倍を超す濃度があったが,その後は無い。本報では平成元年からの地下水調査結果を基に,GISにより地下水中ヒ素の濃度分布と地質について解析した。その結果新潟県内の沖積平野では,自然由来のヒ素が地下水から検出され,特に信濃川流域ではその傾向が高い。ヒ素は河川上流部の鉱物が風化し,運搬されたと考えられる。県内平野部においては,鉄分の高い地下水にはヒ素が溶出しているおそれがあり,その利用には注意が必要である。