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J-GLOBAL ID：201102202402255910   整理番号：11A0173317

mTOR:成長シグナル統合から癌,糖尿病と加齢

mTOR: from growth signal integration to cancer, diabetes and ageing

著者 (4件)： ZONCU Roberto (Whitehead Inst. Biomedical Res., Massachusetts, USA) ,  EFEYAN Alejo (Whitehead Inst. Biomedical Res., Massachusetts, USA) ,  SABATINI David M. (Whitehead Inst. Biomedical Res., Massachusetts, USA) ,  SABATINI David M. (Massachusetts Inst. Technol., Massachusetts, USA)
資料名： Nature Reviews. Molecular Cell Biology  (Nature Reviews. Molecular Cell Biology)
巻： 12  号： 1  ページ： 21-35  発行年： 2011年01月 
JST資料番号： W1327A  ISSN： 1471-0072  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラパマイシン標的蛋白質キナーゼ(TOR)のシグナル伝達系は成長と飢餓間の相互作用にある。哺乳動物TOR(mTOR)は,成長が調節不全となり,恒常性が損なわれた疾患状態に関わる。今回,mTOR複合体の組織化と作用(TORC1とTORC2の分子組成,基質と作用)及びmTOR複合体の上流調節因子(栄養素,成長因子,エネルギーとストレス)について概説した。次に,mTORが体内代謝をどのように制御するか,調節不良のmTORシグナル伝達が代謝性疾患,癌と加齢をどのように促進するかについて考察した。代謝調節では,絶食,飢餓,過食とインシュリン感受性におけるmTORの役割を示した。癌では,負の調節因子TSC1-TSC2,LKB1,PTEN,4E-BP1との関連を示した。mTOR関連癌療法としてのラパマイシンの可能性を示した。最後に,mTOR活性を制御する新規化学物質がどのように加齢,癌と代謝性疾患の治療法への道を開くかを示した。

シソーラス用語： *セリン/トレオニンキナーゼ ,  タンパク質複合体 ,  糖尿病 ,  老化 ,  転写因子 ,  栄養素 ,  成長因子 ,  ストレス ,  *細胞情報伝達 ,  代謝性疾患 ,  代謝調節 ,  飢餓 ,  癌抑制タンパク質 ,  アダプタータンパク質 ,  タンパク質キナーゼ ,  エーテル ,  大環状化合物 ,  ラクタム ,  ラクトン ,  ヘミアセタール ,  脂環式アルコール ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  *腫瘤形成 ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： *腫瘤形成【tumorigenesis】 ,  4E-BP1 ,  LKB1蛋白質 ,  *mTOR ,  mTORC1 ,  PTEN蛋白質 ,  TSC1蛋白質 ,  TSC2蛋白質 ,  TORC1蛋白質 ,  TORC2蛋白質 ,  インシュリン感受性

分類 (3件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

物質索引 (1件)： ラパマイシン

タイトルに関連する用語 (7件)： mTOR ,  成長 ,  シグナル ,  統合 ,  癌 ,  糖尿病 ,  加齢