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J-GLOBAL ID：201102203288107503   整理番号：11A1210466

イネの中のヒ素に関するレビュー

A Review on Arsenic in Rice

著者 (3件)： Wang Yongjie (Key Lab. of Geographic Information Sci., Ministry of Education, East China Normal Univ., Shanghai) ,  Zheng Xiangmin (Key Lab. of Geographic Information Sci., Ministry of Education, East China Normal Univ., Shanghai) ,  Zhou Limin (Key Lab. of Geographic Information Sci., Ministry of Education, East China Normal Univ., Shanghai)
資料名： Zhongguo Shuidao Kexue  (Zhongguo Shuidao Kexue)
巻： 24  号： 3  ページ： 329-334  発行年： 2010年 
JST資料番号： C2254A  ISSN： 1001-7216  CODEN： ZSKHBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： ヒ素(As)は典型的有害元素,特に無機ヒ素,として現在最も重大な汚染物質の1つと見なされている。実際ヒ素は,人体に慢性中毒効果がある。最近の研究で,イネは他の主要穀類と比べて,その藁と米穀にヒ素を同化する作用が目立ち,そして米の消費はヒ素摂食の大きな割合を構成するということが分かった。したがって,科学者たちはイネの中のヒ素に高度の注意を払っている。イネの全As含有量は0.005~0.710mg/kgと色々である。米粒におけるヒ素の状態分析では,無機のAs(III+V)とジメチルアルシン酸(DMA)が支配的であることが分かった。イネの中の無機のAs成分は,全Asの10%から90%と様々である。その結果,2つの型のヒ素含有イネ,即ちヒ素状態分析でDMAが支配的もの,および無機ヒ素によるものがあることを示した。それら両方は,全ヒ素増加とともにDMA/As(III+V)成分の増加傾向を示した。冠水条件は,イネにおけるヒ素蓄積促進の主要な原因の1つであり,そして好気的にイネを成長させると,土壌からイネへのヒ素転移は劇的に減少した。ヒ素の化学的状態が様々なので,根圏におけるヒ素の移動性と,微生物活性により媒介されたヒ素の移動性の機構は,近い将来さらに研究されねばならない。加えて,分子的アプローチと機能的ゲノム研究は,イネの中におけるヒ素の輸送と変換のメカニズムを理解する助けとなる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *イネ ,  *ヒ素 ,  環境汚染 ,  遺伝学 ,  生物活性 ,  慢性中毒 ,  汚染物質 ,  含有量 ,  摂食 ,  有機ヒ素酸
準シソーラス用語： ひ素汚染 ,  ゲノム研究 ,  微生物活性

分類 (3件)： 作物栽培一般  (FC03010R) ,  食品衛生一般  (FJ01051H) ,  中毒一般  (GD06010Q)

物質索引 (1件)： ジメチルアルシン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： イネ ,  ヒ素 ,  レビュー