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J-GLOBAL ID：201102203541163261   整理番号：11A0610509

国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」における流体実験「きぼう」における最初の科学実験 マランゴニ対流実験の準備から実施まで

著者 (1件)： 河村洋 (諏訪東京理大)
資料名： ながれ  (日本流体力学会誌)
巻： 30  号： 1  ページ： 9-14  発行年： 2011年02月25日 
JST資料番号： Y0082A  ISSN： 0286-3154  CODEN： NRRGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」におけるマランゴニ対流実験に関する,研究テーマの提案,実験の準備,進行,および課題の克服について述べた。「きぼう」における科学実験のテーマとしてマランゴニ対流の宇宙実験を提案し,第1号の実験テーマとして採用された。長時間の微小重力という条件以外の実験をあらかじめ地上で行うとともに,「きぼう」での実験で液柱の保持ができなくなる事態を想定した実験シナリオを用意した。研究テーマが採択されて15年後の2008年8月より「きぼう」にて実験を開始し,約30日の実験を行った。あらかじめ予測していた困難は考えておいた対策で回避できた。実験の障害となる液柱への気泡混入の問題が発生したが,試行錯誤の結果マランゴニ対流を利用した気泡除去法を見出すことができた。

シソーラス用語： *宇宙ステーション ,  *Marangoni対流 ,  実験 ,  微小重力 ,  気泡 ,  表面流 ,  界面張力 ,  施設 ,  遠隔制御 ,  シリコーン油 ,  *きぼう ,  液柱 ,  国際宇宙ステーション ,  物理実験 ,  *飛翔体
準シソーラス用語： シリコーンオイル ,  宇宙実験 ,  遠隔操作 ,  表面張力

分類 (2件)： 宇宙飛行体  (QK08000Y) ,  不均質流  (BC02060J)

引用文献 (2件)：

• 河村洋. マランゴニ対流における振動流とその制御および粒子集合現象. 日本械学会論文集 (B編). 2004, 70, 700, 3025-3031
• 河村洋. 「きぼう」における流体物理実験. 日本マイクログラビティ応用学会誌. 2008, 25, 4, 676-679

タイトルに関連する用語 (7件)： 宇宙ステーション ,  日本実験棟 ,  きぼう ,  流体 ,  実験 ,  科学 ,  マランゴニ対流