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J-GLOBAL ID：201102203573064419   整理番号：11A0187752

EHL(弾性流体潤滑)の最新研究動向 熱弾性流体潤滑理論の基礎方程式とその解析手法

著者 (1件)： 馬渡俊文 (佐賀大 理工)
資料名： トライボロジスト  (Journal of Japanese Society of Tribologists)
巻： 56  号： 1  ページ： 10-17  発行年： 2011年01月15日 
JST資料番号： F0390A  ISSN： 0915-1168  CODEN： TORAEO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では熱弾性流体潤滑(TEHL)理論の基礎方程式とその解析手法および主な解析結果について紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)概要:弾性流体潤滑(EHL)解析とTEHL解析の研究経緯,トラクション曲線の概略,粘性くさび作用によるせん断流れの変化,2)熱弾性流体潤滑理論:一般化Reynolds方程式(TEHL解析における密度と粘度は圧力と温度に依存するため,EHL解析とは異なり膜厚方向にも変化し,Reynolds方程式についてはこれらの密度と粘度の影響を考慮する必要があること),エネルギー方程式(EHL内部の温度分布はエネルギー方程式で計算すること,CVT用トラクション油の高圧密度,EHL油膜中心部での温度分布など),TEHL解析における数値計算手法,非ニュートンTEHL解析(高面圧,高せん断力を受けるEHL膜はNewton流体とは異なるせん断挙動を示すため,非Newton流体に対する解析が必要で,Reynolds方程式とエネルギー方程式の修正が必要なこと,油膜中央断面でのせん断応力分布など)。

シソーラス用語： *弾性流体潤滑 ,  *解析的解法 ,  *数値解法 ,  数値解析 ,  滑り ,  牽引 ,  潤滑膜 ,  潤滑油 ,  膜厚 ,  温度分布 ,  レオロジー ,  非Newton流体
準シソーラス用語： *熱弾性流体潤滑 ,  Reynolds方程式 ,  エネルギー方程式 ,  滑り率 ,  トラクション係数 ,  研究動向

分類 (2件)： 潤滑一般  (QB02010S) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (55件)：

• DOWSON, D. A Numerical Solution to the Elasto-hydrodynamic Problem. J. Mech. Eng. Sci. 1959, 1, 1, 6
• 小野京右. EHLの数値解析法. 潤滑. 1982, 27, 10, 726
• OKAMURA, H. A Contribution to the Numerical Analysis of Isothermal Elastohydrodynamic Lubrication. Proc. 9th Leeds-Lyon Symp., 1982. 1982, 313
• VENNER, C. H. Multilevel Methods in Lubrication. 2000
• 中原綱光. EHL理論の現状と展望. トライボロジスト. 2004, 49, 4, 275

タイトルに関連する用語 (8件)： EHL ,  弾性流体潤滑 ,  研究 ,  動向 ,  熱弾性流体潤滑 ,  理論 ,  基礎方程式 ,  解析手法