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J-GLOBAL ID:201102203737942129   整理番号:11A0120743

インドネシア トバ・バタック族の伝統的住居の特徴および風・温熱環境に関する工夫-現地調査および二棟の比較実測による検討-

著者 (3件):
資料名:
号: 138  ページ: 16-25  発行年: 2010年11月30日 
JST資料番号: S0132B  ISSN: 0289-9574  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,インドネシアのトバ・バタック族の伝統的住居(高床式・船形大屋根)について,風・温熱環境測定を行った。以下の知見を得る。1)住居を同じ向きに統一し,隣棟と狭い間隔で並ぶ配置にすることで,船形大屋根は広場に大きな影をつくり,日中の作業場として使えるよう屋外地表面温度の上昇を抑える効果がある。2)ほとんどの建物で,屋根の垂木受と屋根板の間,床板の隙間から定量的に通風が得られることが確認され,これらは必要な換気口であると考えられる。3)最も外気温が高くなる時刻,妻壁を開放すると,閉鎖の場合と比べて最大で8.4°C下がることが確認された。4)SETによる分析の結果,通風の確保によって体感温度が下がることが確認された。5)日中だけでなく夜間も内部発熱等の影響により外気温度より室内温度が高くなる傾向が確認された。
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分類 (2件):
分類
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住宅建築,農村建築,城  ,  建築環境一般 
引用文献 (16件):
  • 泉靖一: 住まいの原型I、鹿島出版社、1971年
  • 太田邦夫: 東南アジアの木造住居I・II、新建築社、1981年、第56巻1・2号
  • 高橋貴、神谷平一郎: リトルワールド研究報告第6号、人間博物館リトルワールド、1982年
  • クンチャラニングラッド (著)、山本正三 (訳): インドネシアの諸民族と文化、めこん社、1985年
  • ロクサーナ・ウォーターソン: 生きている住まい、学芸出版社、1997年
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