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J-GLOBAL ID:201102203911461402   整理番号:11A0998538

カーボンナノチューブ及びその高分子ナノ複合材料の熱伝導率:レビュー

Thermal conductivity of carbon nanotubes and their polymer nanocomposites: A review
著者 (2件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 914-944  発行年: 2011年07月 
JST資料番号: B0802A  ISSN: 0079-6700  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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パワーエレクトロニクス,電動機及び発電機,熱交換器等を含む幾つかの応用分野においては熱伝導性高分子複合体が金属部品に変わる新たな材料になる可能性がある。これは軽量で,耐食性があり,かつ加工が容易という高分子の利点によるものである。最近,熱伝導率の高いナノ充填剤を選択的に添加することによって高分子の熱伝導率を改善する方法が注目を集めている。カーボンナノチューブ(CNT)は熱伝導率が異常に高いために最も有望な熱伝導性複合材料用物質候補と考えられている。しかし,高分子/CNTナノ複合材料の熱伝導率は,CNT自身の熱伝導率から予想される数値に比べると低い。問題は主としてCNTと周囲の高分子マトリックスの間に存在する大きな界面熱抵抗にある。この熱抵抗のために高分子とCNTの間の熱伝導を支配するフォノンの移動が妨害されるからである。本レビューでは,CNT及びその高分子ナノ複合材料の熱伝導率に関する世界の研究状況について述べた。CNTの原子構造,チューブサイズ,モルフォロジー,欠陥及び精製状態がその熱伝導率に及ぼす影響をまとめた。高分子/CNTナノ複合材料の熱伝導率が決まる際の粒子/高分子及び粒子/粒子界面の役割について詳細に論じると共に,複合体の熱伝導率と微細-及びナノ構造間の相関関係も論じた。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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高分子固体の物理的性質  ,  無機化合物一般及び元素 
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