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J-GLOBAL ID：201102204671281157   整理番号：11A1605858

海馬CA1錐体細胞は機能的に異なる亜層を形成する

Hippocampal CA1 pyramidal cells form functionally distinct sublayers

著者 (4件)： MIZUSEKI Kenji (State Univ. New Jersey, New Jersey, USA) ,  DIBA Kamran (State Univ. New Jersey, New Jersey, USA) ,  PASTALKOVA Eva (State Univ. New Jersey, New Jersey, USA) ,  BUZSAKI Gyoergy (State Univ. New Jersey, New Jersey, USA)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 14  号： 9  ページ： 1174-1181  発行年： 2011年09月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海馬CA1錐体細胞は均一な細胞集団とされてきたが,ラットのCA1は不均一に表層と深層で構成されていることを見つけた。表層と比較して深層の錐体細胞は,頻繁に発火するとともにしばしばバーストし,場所を表現し,睡眠時の徐波で強く調節された。迷路探索時に表層と深層の錐体細胞はともにθ波の谷で発火したが,深層の方はREM睡眠時にθ波の山で発火しやすくなるように変化した。この変化をする細胞の多くは覚醒時にγ波の上昇期に発火するが,変化しない細胞は谷で発火した。このように,脳の状態に応じてこの隣接の層のCA1錐体細胞の活動は同じになったり異なったりすることがわかった。

シソーラス用語： *海馬 ,  錐体細胞 ,  ラット ,  脳波 ,  レム睡眠 ,  ノンレム睡眠 ,  覚醒 ,  *生体内分布
準シソーラス用語： *CA1 ,  γ波 ,  θ波

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  動物生理一般  (EJ02010E)

タイトルに関連する用語 (2件)： 海馬 ,  錐体細胞