抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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製造,土木・建築などの設計・開発業務おける図面改訂時の検図作業や,マニュアル・パンフレットなどの文書作成・印刷における校正作業では,改訂前後の図面や文書同士を比較し,その変更箇所を抽出する必要があるが,業務効率向上のために,正確に(漏れ無く)かつ短時間に抽出することが求められる。そこで,紙原稿をスキャンさせ,画像同士を比較することにより,差異箇所を抽出することが考えられる。しかし,自動原稿送り装置(オートドキュメントフィーダー)を用いて紙原稿をスキャンさせると,原稿ごとに傾きや左右上下斜め方向への位置のズレが生じる。そのため,二つのスキャン画像同士を比較する際には,スキャン時に発生する位置ズレを事前に補正しておく必要がある。さらに,複合機や普及型スキャナーなど,特性の異なるスキャナーに共通して対応できる処理が必要である。本稿では,スキャン画像に対して,その差異箇所を抽出することができる,イメージ差分抽出技術について紹介する。(著者抄録)