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J-GLOBAL ID：201102205433394853   整理番号：11A0586467

鋼旋削用サーメット工具「T1500A」の開発

Development of Cermet “T1500A” for Steel Turning

著者 (8件)： 広瀬和弘 (住友電工ハードメタル) ,  津田圭一 (住友電工ハードメタル) ,  福安良夫 (住友電工ハードメタル) ,  坂本明 (住友電工ハードメタル) ,  米倉廣樹 (九州住電精密) ,  西健太 (住友電工ハードメタル) ,  山縣一夫 (住友電工ハードメタル) ,  森口秀樹 (住友電気工業 エレクトロニクス・材料研)
資料名： SEIテクニカルレビュー  (住友電気)
号： 178  ページ： 111-115  発行年： 2011年01月 
JST資料番号： F0314A  ISSN： 1343-4330  CODEN： SUDEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 旋削加工の分野においては,超硬合金,サーメットからコーティング超硬,コーティングサーメットといったコーティング材種への置き換わりが進んでいるが,サーメットは依然として工具材種全体の15~20%を維持している。高品位な加工面が得られるサーメット工具は重要な地位を占めるため,この比率は今後とも継続すると思われる。本稿では,サーメットの特徴を最大限に活かし,仕上げ加工の安定性,ならびに耐摩耗性と耐欠損性のバランスを向上させた新しいサーメット材種「T1500A」を紹介する。T1500Aは,従来サーメットとの比較において,結合相部に高硬度で微細なTiCN単一硬質相を有することを特徴とし,磨耗の乱れが抑制され良好な耐摩耗性を示す。耐摩耗性・耐欠損性を向上させるとともに,サーメット工具として重要な仕上げ加工面の品質向上が図れる材質であり,従来サーメット材種に比較して,非常に安定した材種である。

シソーラス用語： 鋼 ,  *旋削 ,  *サーメット工具 ,  加工 ,  耐摩耗性 ,  損失 ,  *精密加工 ,  *硬質材料 ,  チタン化合物
準シソーラス用語： *仕上加工【機械工作】 ,  *炭窒化チタン

分類 (1件)： 旋削,中ぐり  (QC02020G)

引用文献 (3件)：

• 津田、今村、福安 他、SEIテクニカルレビュー第164号、p. 32-35(2004)
• 小島、今村、津田 他、SEIテクニカルレビュー第175号、p. 72-77(2009)
• 磯部、イゲタロイ技術資料No.12、p. 1-7(1997)

タイトルに関連する用語 (4件)： 鋼 ,  旋削 ,  サーメット工具 ,  開発