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J-GLOBAL ID:201102205458223441   整理番号:11A1416419

非常に低いヤング係数を持つスギ(Cryptomeria japonica)薄板を内層に使っている集成材の曲げクリープ

Bending creep of glued laminated timber (glulam) using sugi (Cryptomeria japonica) laminae with extremely low Young’s modulus for the inner layers
著者 (3件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 267-275  発行年: 2011年08月25日 
JST資料番号: L3386A  ISSN: 1435-0211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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この研究の主な目的は,日本南部で豊富に生産される非常に低いヤング係数を持つスギ材を,荷重下の長期性能の観点から,実際に集成材用の薄板として使えるかどうかを立証することであった。非常に低いヤング係数(3~4kN/mm2)の薄板を内層に用いたスギ(Cryptomeria japonica D.Don)集成材について,および最外層にベイマツ(Pseudotsuga menziesii Franco)薄板(14~15kN/mm2)を,内層にスギ薄板(3~4kN/mm2のヤング係数を持つものを含めて)を用いた混合集成材について,曲げクリープ試験を実施した。試験体は幅105mm,厚さ210mm,長さ3980mmの,さまざまな構成の集成材梁8本であった。クリープ試験の期間は4年間であった。結果は次のように要約された。(1)内層にL30(ヤング係数34kN/mm2の薄板)を用いた集成材のヤング係数あるいは曲げクリープと,L50(ヤング係数5~6kN/mm2の薄板)集成材の曲げクリープとの間に大きな差はなかった。(2)非対称の構成材に関しては,大気の変化に起因する相対的なクリープの増加と減少の動きは,低ヤング係数側から負荷した場合と,高ヤング係数側から負荷した場合で,逆の動きを示した。(3)べき乗則を見積もりに使うとき,正確な長期曲線を予測するためのクリープ試験に必要な実験期間(最初の6カ月間のデータを除外して)は,1年または2年である。(4)実験期間から得られた50年後の相対クリープ値は,日本の建設省告示1459号による基準値である2よりずっと低かった。そしてこの値は薄板の構成とは無関係であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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改良木材 
引用文献 (19件):
  • KAMIYA, F. Introduction to the research project "Development and evaluation of new structural material using local sugi lumber, among others". Rep Forest Forest Prod Res Inst. 2004, 508, 2
  • KAMIYA, F. Changes in wood-based materials and issues for the future. J Timber Eng. 2005, 63, 17-20
  • KAMIYA, F. Development and evaluation for new structural materials using sugi and other regionally produced timbers. Jyutaku to Mokuzai. 2005, 8, 14-17
  • TANAKA, H. Strength properties of nonstandard glulam using low-grade sugi laminae. Proceedings of the 10th World Conference on Timber Engineering, Miyazaki Japan, June 2-5, 2008. 2008, 402
  • MATSUMOTO, A. Strength performance of obi-sugi laminae with low modulus of elasticity. Proceedings of the 10th World Conference on Timber Engineering, Miyazaki, Japan, June 2-5, 2008. 2008, 363
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