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J-GLOBAL ID：201102205549661301   整理番号：11A0172168

硫化鉛充填多壁カーボンナノチューブからの赤外光応答

Infrared Photoresponses from PbS Filled Multiwall Carbon Nanotubes

著者 (5件)： FERNANDES Gustavo E. (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  TZOLOV Marian B. (Lock Haven Univ. Pennsylvania, Pennsylvania, USA) ,  KIM Jin Ho (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  LIU Zhijun (Brown Univ., Rhode Island, USA) ,  XU Jimmy (Brown Univ., Rhode Island, USA)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 51  ページ： 22703-22709  発行年： 2010年12月30日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カーボンナノチューブ(CNTs)の内側の空孔空間を種々の材料で充填し,そこに機能的意味を持たせることは多くの人々により考えられてきており,電子工学の観点からも興味深い。ここでは硫化鉛(PbS)を充填したCNTsの電子的及び光応答特性を調べた。Si基板上のAAO(陽極アルミニウム酸化物)マトリックス上に垂直に成長したCNTsはSi基板とヘテロ接合を形成することが示された。ここで調べられた系に対してさらに1)充填された量子制約PbSとバルクPbSの表面層の間の界面,2)CNT内殻とPbS充填層の間の界面,3)PbS充填層とSi基板の間の界面の電子的界面が存在する。これらのヘテロ接合界面は光電流応答スペクトルと同時にデバイスの電子輸送特性を示す。構造は走査型電子顕微鏡(SEM),エネルギー分散型X線分光(EDX),マイクロラマン分光により調べ,CNTsが長さ880nm,アスペクト比20以上でPbSにより充填されていることが確かめられた。デバイスの機能は室温における広帯域赤外光検知を含むものである。ここで見出されたことはCNTsの特異な性質及び,充填材料との相互作用によって小スケールでの多重ヘテロ接合界面の工学デバイスの可能性を示している。

シソーラス用語： *硫化鉛 ,  *多層カーボンナノチューブ ,  赤外線 ,  応答 ,  酸化アルミニウム ,  ヘテロ接合 ,  光電流 ,  エレクトロトランスポート ,  走査電子顕微鏡 ,  エネルギー分散蛍光X線分析 ,  ウエハ【IC】 ,  *層間化合物 ,  X線回折 ,  Ramanスペクトル ,  インピーダンススペクトル
準シソーラス用語： 光応答 ,  陽極アルミニウム酸化物 ,  ケイ素基板

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  固体デバイス材料  (NC03020K)

タイトルに関連する用語 (4件)： 硫化鉛 ,  多壁カーボンナノチューブ ,  赤外光 ,  応答