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J-GLOBAL ID:201102205602667627   整理番号:11A1196837

黄色ブドウ球菌L型菌に対するペプチド系抗生物質hPAB-βの抗菌活性

Antibacterial activity of peptide antibiotic hPAB-β against the L-form of Staphylococcus aureus
著者 (10件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 273-277  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2022A  ISSN: 0577-7402  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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【目的】黄色ブドウ球菌(S.aureus)L型菌に対するペプチド系抗生物質hPAB-β(ヒトβディフェンシン2由来のペプチド系抗生物質)の抗菌活性を決定する。【方法】オキサシリンペーパーディスク拡散法によってS.aureusL型菌株ATCC25923を誘導し,その形態学的特徴,コロニー形成,フィルタリング特性(filtering feature),超微細構造および復帰現象(reversion phenomenon)を調べた。組換えPichia pastorisの高細胞密度の発酵上清から段階的精製によってペプチド系抗生物質hPAB-βを調製し,連続2倍希釈法を用いて96ウェルプレートでS.aureus L型菌に対するhPAB-βの抗菌活性を検出した。本試験では他の3種の抗生物質(オキサシリン,バンコマイシンおよびクロラムフェニコール)を対照として選択した。S.aureusの野生型菌およびL型菌に対するこれらの抗生物質の最小発育阻止濃度(MIC)も評価した。【結果】S.aureusL型菌の導入に成功し,この菌は0.45μmフィルタを透過した。誘導物質(オキサシリン)を除去後,S.aureusL型菌は野生型に復帰した。電顕下では,誘導されたL型菌の細胞壁部分的に欠如し,そのいくつかでは細胞壁が完全に失われているのが観察された。S.aureusL型菌に対するhPAB-βのMICは32μmol/Lで,これはS.aureus野生型菌に対するhPAB-βのMICよりも4倍高かった。【結論】S.aureus L型菌対するhPAB-βの抗菌活性の検出に成功した。本試験の結果からペプチド系抗生物質hPAB-βがS.aureus菌L型菌染症の有力な治療薬であるとの直接的エビデンスが得られる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
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抗生物質の薬理一般 
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