抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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政令指定都市のガバナンスに関して,国土縮図型政令市と五大市(横浜・大阪・名古屋・神戸・京都)の2つの政令市類型をとりあげ,都市ガバナンスについて考察した。国土縮図型政令市は,区域内格差の緩和・解消に向けて統治エネルギーを休心化させていく「休心型ガバナンス」が求められる。一方,五大市では,大都市圏を射程に入れながら区域外に向かって統治エネルギーを遠心化させていく「遠心型ガバナンス」が基本である。両モデルは,特定目的の政府の創出と制度選択型一国多制度の導入が不可欠の前提である。団体自治の強化と住民自治の拡充を具体化する手法として,一般目的の政府から分離・独立した複数の特定目的の政府の創設,制度選択型一国多制度の導入による今後の政令市のガバナンスの方向性を提案した。