抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成19年度に安曇野市では情報通信政策に関する現状と課題を整理し,高速通信インフラの整備および地域に安心・安全を提供する通信サービスの充実の必要性を示してきた。一方,ワイヤレスブロードバンドシステムの地域展開を目的として平成19年末に2.5GHz帯の周波数割り当てが行なわれた。そこで,平成21年度と22年度の2年間でモバイルWiMAX準拠の無線基地局を2局設置しインターネットに接続する実験ネットワークを構築,拡充してきた。そして,その上で地域に安心・安全を提供する高速通信サービスを開発し実証実験を通してその実現性を検証している。既設インフラが存在しないエリアにおいても経済的に高速通信ネットワークを構築可能なことを示すとともにその受信電力分布,スループット特性などを定量評価した。さらに,その上で,地域に安心・安全を提供する通信サービスとして,固定型および可搬型ライブカメラシステム,健康情報管理システム,ICT防災無線システム,VoIP電話,VoDなどを開発した。そして,市民によるモニタ実験を実施している。本稿では,実験ネットワークおよび各サービスの概要を紹介した後,モニタ実験結果を述べ今後の課題を示す。(著者抄録)