抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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陶磁器焼成用の周期作動窯の多年実用は,窯バルク体積に温度および気相の勾配があり,製品の品質と焼成時間に影響することを示している。温度と気相の各勾配は多数因子(窯組立の不備,燃焼部調節の不正確,大熱量耐火材料の使用,最新装置に適合しない気相状態の制御と調節など)に依存する。焼成用窯構造の迅速解析では,窯内の上部,下部間に大きい勾配領域が生じ,気相組成の不均一性(弱還元性,酸化性)が陶磁器製品の着色に反映する。エネルギー量,温度勾配の低減,温度および気相”死”帯域除去を目的として,芸術陶磁器を生産するグジェーリ(陶磁器)企業工場における(Segerコーン-温度制御)焼成用窯内の温度および気相の勾配測定法を研究した。窯内各部(天井,扉部)のライニングに最新断熱材(耐火繊維)を用いた。温度および気体力学的条件の調整および補正過程において,Fe,Mn各酸化物で着色した陶磁器タイル,温度制御セラミックリングを用いた新しい窯内勾配マッピング法を適用した。その温度および気相の勾配決定への適用により,窯内台車架棚上の最高温度1352~1371°C,最低温度1336~1345°Cおよび各部間相互温度差を見出した。ライニング用耐火繊維を用いた均一温度分布帯域と焼成製品の品質向上を推奨した。