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J-GLOBAL ID:201102205906799015   整理番号:11A0618395

駆動型ロータリ切削による難削材の高能率加工におけるMQLの効果-工具温度と切りくず凝着-

著者 (6件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: 316-321  発行年: 2011年03月05日 
JST資料番号: F0268C  ISSN: 0912-0289  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では時効硬化処理した硬度HRC45のインコネル718(AMS5663)に対してコーティッド超硬工具を用いて切削速度300m/minまでのロータリ切削を行い,切削速度,工具温度の変化と工具損耗量との関係を明らかにした。また乾式ロータリ切削での加工面の溶着の発生過程を明らかにし,MQLの適用が有効であることを示した。これにより得た主な知見を次に示した。1)超硬シングルポイントツールによる旋削加工の10倍に相当する高切削速度300m/minまでの範囲で,ロータリ切削では,切削速度が高いほど単位時間あたりの発生熱量の増大により工具すくい面への凝着が低減し,その脱落に起因するチッピングも低減すること,周速比を1とする場合,切削速度が高いほど,工具に流入する熱量が低減し,工具面温度が低下し逃げ面摩耗も小さくなること,2)乾式ロータリ切削では,刃先に凝着した切りくずが加工面に押し付けられて付着すること,それに対して回転する工具切れ刃の非切削部分にオイルミストを供給すると,付着した油剤は工具回転により工具と切りくずの界面に効果的に供給され潤滑性が向上し,刃先と加工面への切りくず溶着が低減されること,これらにより高切削速度300m/minでMQLを適用することにより,高能率加工と工具寿命を両立させ,刃先および加工面の溶着を防げること。
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分類 (2件):
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切削一般  ,  潤滑一般 
引用文献 (13件):
  • 1) E. O. Ezugwu, Key improvements in the machining of difficult-to-cut aerospace super alloys, International Journal of Machine Tools and Manufacture, 45, 12-13 (2005) 1353.
  • 2) T. Kitagawa, A. Kubo, K. Maekawa, Temperature and wear of cutting tools in high-speed machining of Inconel 718 and Ti-6Al-6V-2Sn, Wear, 202, 2 (1997) 142.
  • 3) 狩野勝吉,難削材・新素材の切削加工ハンドブック,工業調査会,(2002) 7
  • 4) P. K. Venuvinod, C. Rubenstein, The principle of equivalent obliquity and its application to rotary cutting, Annals of the CIRP, 32, 1 (1983) 53.
  • 5) E. J. A. Armarego, R. K. Katta, Predictive cutting model for forces and power in self-propelled rotary tool turning operations, Annals of the CIRP, 46, 1 (1997) 19.
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