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J-GLOBAL ID:201102206052956355   整理番号:11A1056595

ドキソルビシン誘発の細胞内ROS依存性JNK-p38とp53媒介心臓アポトーシスに対するアルジュノール酸の防御的役割

The protective role of arjunolic acid against doxorubicin induced intracellular ROS dependent JNK-p38 and p53-mediated cardiac apoptosis
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巻: 32  号: 21  ページ: 4857-4866  発行年: 2011年07月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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効果的な治療戦略の開発と実装のための大きな要望にもかかわらず,ドキソルビシン誘発心毒性に関連して,制限がまだ存在する。アルジュノール酸(AA)は多数の生物学的機能を持つことが明らかになっている。本研究の目的は,AAがドキソルビシン誘発の心毒性に対してなんらかの防御的役割を果たすかどうか,またもしそうなら,どんな分子機序をその予防作用に利用しているかを検討することである。ラット心筋細胞において,ドキソルビシン投与はアポトーシス性のp53,p38,JNK MAPK,Bax移動,ミトコンドリア膜電位破壊,沈着ミトコンドリア媒介カスパーゼ依存性アポトーシスシグナル伝達を活性化し,心筋細胞の生存性を低下させた。ドキソルビシン曝露は,筋細胞での細胞内H2O2生成に対応して,ジクロロフルオレセイン(DCF)強度を増加させた;しかしカタラーゼ(CAT)処置はこの強度を低下させ,細胞生存性を保存した。このため,細胞内H2O2は,ここではp38-JNKとp53媒介経路を活性化していた。CAT処理はp38とJNKのドキソルビシン媒介活性化も顕著に低下させ,H2O2がMAPKの活性化に関与していることを示唆した。薬理学的阻害剤によるp53とp38-JNKの遮断も,抗アポトーシス性のBcl-2ファミリー蛋白質の同時阻害と共にドキソルビシン誘発アポトーシスを抑制した。AA処理はドキソルビシンのこれらのアポトーシス作用のほぼすべてを緩和し,細胞の生存性を保存した。同じく,ドキソルビシンで処理したラットは,身体と心臓の成長遅延と,心臓組織でのアポトーシス指標の上昇を示したが,AA処理はすべてのこれらのドキソルビシン誘発心臓異常を効果的に中和した。すべてをまとめると,本結果は,ドキソルビシンが,H2O2がこれらの経路の媒介因子として機能する,JNK-p38とp53媒介シグナル伝達経路の活性化を介して,心臓アポトーシスを誘導することを示唆する。AAはドキソルビシンの本作用に対して効果的に,かつ高度に対抗可能で,重度のドキソルビシン誘発心臓血管負担から心臓と心筋細胞を保護する可能性がある。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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医用素材  ,  生薬の薬理の基礎研究  ,  生体防御と免疫系一般 
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