抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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山梨県のアカハライモリの繁殖地で,利用場所と移動距離の雌雄の違いの要因を明らかにするために,標識再捕法を用いて調査した。繁殖行動の多い4-6月(前期),7-9月(後期)の夜間の繁殖地を調査した。個体の状態の指標として,体重×体重で回帰して得られた数値で体重を割った値を個体のBody Condition(BC)とし,解析に使用した。前期の調査の結果,雄が開放,雌が物陰に多く,各場所でのBCが高く,移動頻度は雌のほうが高く,移動距離も雌が長かった。したがって,繁殖地での利用場所と移動距離の雌雄差は個体のBCの高さ,雌雄の繁殖行動に影響されると思われた。