文献

J-GLOBAL ID：201102206078401483   整理番号：11A1122618

ダイヤモンドのNV中心の赤外吸収検出による広帯域磁気測定及び付随する温度依存性

Broadband magnetometry by infrared-absorption detection of diamond NV centers and associated temperature dependence

著者 (7件)： ACOSTA Victor M. (Univ. California, CA) ,  JARMOLA Andrey (Univ. California, CA) ,  ZIPP Lucas J. (Univ. California, CA) ,  LEDBETTER M.P. (Univ. California, CA) ,  BAUCH E. (Univ. California, CA) ,  BUDKER Dmitry (Univ. California, CA) ,  BUDKER Dmitry (Lawrence Berkeley Lab., CA)
資料名： Proceedings of SPIE  (Proceedings of SPIE)
巻： 7948  ページ： 79480W.1-79480W.9  発行年： 2011年 
JST資料番号： D0943A  ISSN： 0277-786X  CODEN： PSISDG  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ダイヤモンドの窒素-空孔中心(以下NV中心)は,量子情報や磁気測定などへの応用が期待されている。NV中心の集団に基づく磁力計が提案されているが,背景蛍光の存在や低い光子収集効率により感度に限界があった。本論文では,そうしたNV中心集団に基づく磁気測定の問題点を克服するため,赤外吸収を用いてNV中心のスピン状態を読み出す手法を提案する。光ポンピングの下で1042nm赤外プローブビームの透過を観測することにより,準安定一重項にあるNV中心集団の分布を検出する手法である。これにより,NV中心集団のスピン偏極を読み出すことができる。NV中心の準位構造と許容される光学遷移,及び赤外吸収による磁場グラジオメータの構成を示す。また,光学的に検出された磁気共鳴スペクトル,及び赤外磁力計のロックイン信号や時系列応答,周波数領域応答などの結果を示し,ノイズフロアを推定する。さらに,感度の限界や,ゼロ磁場分裂パラメータの温度依存性を検討する。

シソーラス用語： *磁気測定 ,  *磁気光学効果 ,  空格子点 ,  窒素 ,  ダイヤモンド ,  赤外線 ,  光プローブ ,  光透過 ,  色中心 ,  赤外吸収スペクトル ,  光ポンピング ,  スピン分極 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  一重項 ,  準安定状態 ,  雑音解析 ,  感度解析 ,  ゼロ磁場分裂 ,  温度依存性 ,  磁力計 ,  *光学的測定 ,  グラジオメータ ,  NV中心 ,  鉱石 ,  宝石
準シソーラス用語： 窒素空孔中心

分類 (3件)： 電気光学効果,磁気光学効果  (BM08020L) ,  赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H) ,  磁気の計測法・機器  (AD07060U)

タイトルに関連する用語 (6件)： ダイヤモンド ,  NV中心 ,  赤外吸収 ,  広帯域 ,  磁気測定 ,  温度依存性