抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来電気接点用バネ材料は銅合金が利用されているが,そのコスト低減を図る目的で炭素鋼板へ銅めっきを施した複合材料の適用を検討した。電気接点用バネ材料に要求されるバネ特性と電気伝導率をそれぞれの構成部材に負担させるものである。実験に供した材料は,冷間圧延によって0.25mm厚さに仕上げた0.15Cおよび0.55C炭素鋼である。この板材の表面に電気めっきにより銅を3~10μm厚さ形成した。得たサンプルについて,4端子法による電気伝導率測定および曲げ試験による曲げ特性評価を実施した。これらの実験から,銅めっき炭素鋼板はリン青銅より高い電気伝導率およびバネ特性を得ることができ,曲げ加工性も同等であることを明らかにした。