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J-GLOBAL ID：201102206647807540   整理番号：11A0820566

ホプキンソン棒を用いたファイバ・ブラッグ・グレーティング(FBG)センサの周波数特性の評価

著者 (1件)： 中島富男 (IHI検査計測)
資料名： IIC Review  (IIC Review)
号： 44  ページ： 18-22  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： L4997A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホプキンソン棒を用いて励起された高速弾性波パルスを二つのFBGセンサと二種類の半導体歪計とにより計測することを試み,その結果を報告した。使用したホプキンソン棒は長さ2m,直径30mmのステンレス鋼製の直棒であり,このホプキンソン棒を用いて高周波数成分を有する弾性波パルスを発生させることができる。試験の結果,FBGセンサにより100kHzまでの高速な歪を計測することが可能であることが明瞭になった。また,FBGセンサと半導体歪計の信号の比較から,FBGセンサのダイナミックレンジは半導体歪計よりも広いことも分かった。一方,雑音レベルは100kHz程度まで同等であった。今回使用したFBGセンサの計測システムは高速現象の取扱が必要な宇宙航空用の構造体の試験や監視に有効であることも分かった。

シソーラス用語： 金属棒 ,  *光ファイバセンサ ,  周波数特性 ,  弾性波 ,  パルス ,  歪計 ,  計測 ,  歪測定 ,  ダイナミックレンジ ,  雑音指数 ,  構造体 ,  *FBGセンサ ,  Hopkinson棒
準シソーラス用語： 航空宇宙構造体 ,  高速弾性波パルス ,  半導体歪計 ,  歪計測

分類 (1件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H)

引用文献 (8件)：

• 1)中島、荒川、2007、"FBGセンサによる高速 動ひずみ計測について"、IIC REVIEW 38:pp.37-44
• 2) Tsuda, H., Sato, E., Nakajima, T., et al., 2009, "Acoustic emission measurement using a strain- insensitive fiber Bragg grating sensor under varying load conditions", OPTICS LETTERS, 34(19):pp. 2942-2944
• 3)中島、津田、荒川、秋宗、2008、"FBGセン サによる高速ひずみ計測"、日本非破壊検査 協会平成20年春季講演大会講演概要集、 pp.133-134
• 4)中島、2006、"衝撃加速度を用いた加速度計校 正方法について"、IIC REVIEW 35:pp.44-53
• 5) Davis, M.A, Kersey, A.D, 1994,"All-fibre Bragg grating strain-sensor demodulation technique using a wavelength division coupler", Electronics Letters, Vo130, pp.75-77

タイトルに関連する用語 (4件)： ホプキンソン棒 ,  FBG ,  周波数特性 ,  評価