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J-GLOBAL ID：201102207108633828   整理番号：11A0479082

切断用酸素プラズマトーチの電極現象の実験的考察

Experimental study of phenomena on electrode for Oxygen Plasma Arc Cutting torch

著者 (5件)： 山口義博 (コマツ産機株式会社) ,  吉田和記 (金沢大学) ,  片田優介 (金沢大学) ,  上杉喜彦 (金沢大学) ,  田中康規 (金沢大学)
資料名： 溶接学会論文集(Web)
巻： 29  号： 1  ページ： 010-017 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0047A  ISSN： 0288-4771  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 酸素プラズマ切断で使用されるハフニウム(Hf)熱陰極のアーク現象と損耗状況を,試作した観測窓及び圧力測定ポート付きノズルにより観察した。カラー高速度カメラによるアーク発生中のHf電極の動作状況を撮影し,赤,緑及び青のRGB画像から電極表面の温度分布を推定した。トーチの内圧測定からプラズマガス圧やガス流量を特定し,アーク点弧時から消弧時までのプラズマアークを観察した。アーク点弧直後の30msec以内にHf電極上に5000Kを越える微小領域が形成され,Hfの損耗の原因となる。定常状態では電極の平均温度は3900Kであり,Hf及びHfO₂の融点以上であった。アーク消弧時にはガス流量が急増するため,Hf損耗の原因となるHf液滴の飛散を誘発した。

シソーラス用語： *プラズマアーク切断 ,  プラズマトーチ ,  *アーク現象 ,  *ハフニウム ,  消耗 ,  *電極 ,  ノズル ,  高速度カメラ ,  温度分布 ,  表面温度 ,  内圧 ,  流量
準シソーラス用語： ガス圧 ,  酸素プラズマ ,  電極損耗

分類 (2件)： 溶断  (WC07040R) ,  特殊加工  (QC04000Y)

引用文献 (7件)：

• 「熱切断作業の品質と安全」Gas welding and cutting division. JWES. 2006, III-1
• PETERS, John. Erosion mechanisms of hafnium cathodes at high current. J. Phys. D : Appl. Phys. 2005, 38, 1781-1794
• YAMAGUCHI, Y. 「酸素プラズマトーチ消耗品の溶損現象の光学測定による実験的考察」Experimental study of Erosion of Consumables of Oxygen Plasma Torch by Spectroscopic analysis. preprints of national meeting of JWS, 2009. 2009, 85, 274-275
• YAMAGUCHI, Y. 「酸素プラズマトーチ消耗品の溶損現象の光学測定による実験的考察」Experimental study of Erosion of Consumables of Oxygen Plasma Torch by Spectroscopic analysis. Quarterly journal of JWS. 2010, 28, 311-318
• YAMAGUCHI, Y. 「切断用酸素プラズマトーチの実験的考察」Experimental study of Torch for Oxygen Plasma Arc cutting. preprints of national meeting of JWS, 2010. 2010, 85, 274-275

タイトルに関連する用語 (4件)： 酸素プラズマ ,  トーチ ,  現象 ,  実験