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J-GLOBAL ID:201102207125833580   整理番号:11A0494457

MQLによるホブ切りにおける超硬合金ホブ材種の影響-すくい面にコーティングがない場合の舞いツールによる基礎実験-

著者 (2件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: 224-230  発行年: 2011年02月05日 
JST資料番号: F0268C  ISSN: 0912-0289  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,複数種類の超硬合金ホブ材種を用いて,コーティング膜の種類を変え,MQLの効果について,すくい面にコーティング膜がない場合の工具逃げ面摩耗,クレータ摩耗および仕上げ面粗さからドライ切削の場合と比較検討した。本報では,特に,既報の全面コーティング工具と比べて,クレータ摩耗および熱亀裂の発生機構の違いに着目して検討した。これにより得た主な知見を次に示した。1)TiNコーティング工具の場合,ドライ切削,MQLともに,母材がP20およびP30で,欠損も起こらず,安定した切削ができ,逃げ面摩耗幅が小さいP30の材種がよいこと,また,(Ti,Al)Nコーティング工具の場合,P30の材種が欠損も起こらず,安定した切削ができること,ドライ切削よりもMQLの方が逃げ面摩耗が小さく,MQLによる逃げ面摩耗低減効果があること,2)クレータ摩耗についても,MQLによる摩耗低減効果があり,また熱亀裂の発生を抑制する効果があること,3)仕上げ面粗さについても,ホブ材種およびコーティング膜の種類を変えても,MQLにより低減されること,4)逃げ面摩耗,クレータ摩耗および仕上げ面粗さを総合的に見た場合,ホブ材種としてP30に(Ti,Al)Nコーティングを施した工具に対して,MQLは有効であること,すくい面にコーティング膜がない場合も,全面コーティング工具の場合と同様な結果を示すこと。
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分類 (2件):
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その他の切削  ,  潤滑一般 
引用文献 (9件):
  • 1) H. Matsuoka and T. Ryu : Influence of Kinds of Cemented Carbide Hob Materials in Hobbing with MQL System -Fundamenrtal Experiments Using Fly Tools-, Journal of the Japan Society for Precision Engineering, 76, 8 (2010) 918. (in Japanese)
  • 2) A. Katsuki and H. Matsuoka : Correspondence in Tool Wear between Hobbing and Cutting Using a Fly-Tool, Reports of the Faculty of Engineering, Oita University, 23 (1991) 7. (in Japanese)
  • 3) H. Matsuoka and Y. Tsuda : Fundamental Research on Behavior of Crater Wear of Hob in Dry Hobbing (2nd Report, Influence of Cutting Speed), Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers, Series C, 66, 648 (2000) 2832. (in Japanese)
  • 4) H. Matsuoka, Y. Tsuda, S. Suda and H. Yokota : Fundamental Research on Hobbing with Minimal Quntity Lubrication of Cutting Oil (Influence of Viscosity Grade of Base Oil), Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers, Series C, 72, 720 (2006) 2641. (in Japanese)
  • 5) H. Matsuoka, S. Suda, H. Yokota and Y. Tsuda : Fundamental Research on Hobbing with Minimal Quantity Lubrication of Cutting Oil (Effect of Quantity of Oil Supply), JSME International Journal, Series C, 49, 2 (2006), 590.
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