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J-GLOBAL ID：201102207157115409   整理番号：11A0852008

富士山野尻草原における草原-森林エコトーンの多変量回帰木を用いた検出

著者 (4件)： 中山智絵 (茨城大 理) ,  安田泰輔 (山梨県環境科研) ,  中野隆志 (山梨県環境科研) ,  堀良通 (茨城大 理)
資料名： 富士山研究  (Mount Fuji Research)
号： 5  ページ： 15-19  発行年： 2011年03月 
JST資料番号： L7967A  ISSN： 1881-7564  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シミュレーションとして人為的データを用いて多変量回帰木(MRT)により,移行帯(エコトーン)の位置と幅の検出を試みた。植生構造の変化と環境勾配の変化が対応している場合は,4様の種構成の異なるグループを検出できた。MRTは位置と幅の検出手法として有効であった。次に,富士山北西麓の草原と森林の境界(エッジ)で,これを横切るように0.5×50mの調査区を設置して0.5m角のコドラート100個に区切り,草本と130cm以下の木本を対象に野外調査した。群落高,相対光量子密度等も測定した。この結果,草原側から16.5~40m地点が移行帯であると推定でき,スミスのエコトーン類型(d)に対応していた。

シソーラス用語： *樹木 ,  *移動 ,  位置 ,  幅 ,  *検出 ,  植生 ,  環境 ,  組成 ,  有効性 ,  *山岳地 ,  *境界 ,  草本 ,  植物群落 ,  高さ ,  光子 ,  生態系 ,  *多変量解析 ,  *草原 ,  メッシュ網
準シソーラス用語： エコトーン ,  エコトーン類型 ,  グループ検出 ,  コドラート ,  フィールド調査 ,  *移行帯 ,  環境勾配変化 ,  種構成 ,  植生構造変化 ,  *植物生態系 ,  相対光量子密度 ,  *草原-森林エコトーン ,  *多変量回帰木 ,  *対応性 ,  *富士山北西麓 ,  富士山野尻草原 ,  木本

分類 (3件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  植物学一般  (EH01010R) ,  森林生物学一般  (FF02010T)

引用文献 (7件)：

• Death G ( 2002 ) Multivariate regression trees: A new technique for modeling species environment relationships. Ecology 83:1105 -1117
• Gehlhausen SM, Schwartz MW, Augspurger CK ( 2000 ) Vegetation and microclimatic edge effects in two mixed- mesophytic forest fragments' . Plant Ecol 147 : 21 -35
• 甲山隆司(2003)エコトーン.(巌佐庸・松本忠夫・菊沢喜八郎 編)生態学事典,共立出版,東京,pp.35
• Li L, He X, Li X, Wen Q, He HS ( 2007 ) Depth of edge influence of the agricultural-forest landscape boundary, Southwestern China. Eco Res 22 : 774 -783
• Smith RL ( 1996 ) Ecology and Field Biology, Fifth Edition. Harper Collins College Publishers, New York

タイトルに関連する用語 (6件)： 富士山 ,  草原 ,  森林 ,  エコトーン ,  多変量 ,  回帰木