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J-GLOBAL ID:201102207294972424   整理番号:11A0418548

チョウ,Pieris napiにおける幼生中の孵化幼生形態と宿主植物に対する適応

Hatchling morphology and adaptation to host plants during juvenile stages in the butterfly Pieris napi
著者 (3件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 59-66  発行年: 2011年01月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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死亡率を引き起こす因子に対する若い昆虫類幼生の適応は全身サイズに依存せず,代わりに固有の身体部分のサイズに依存する。植物種,共に消化するのが困難なArabis flagellosa,及び軟らかく転換するのが困難なA.gemmiferaの葉との密接な関係を用いて,チョウ,Pieris napiがそれらの宿主植物の異なる形質に基づいて身体部位を変化させることによる固有の適応をもつことを示した。既与卵サイズの場合に,A.flagellosaから収集した卵からの孵化幼生の頭部幅はA.gemmiferaから収集した卵からの孵化幼生のそれらより有意に大きいことを示した。さらに,大きな頭部幅はA.flagellosaからの孵化幼生における小さな腹部を伴い,一方,A.gemmiferaからの孵化幼生では逆パターンを観測した。A.gemmiferaの葉に対する摂餌開始完了までの時間は元の食用植物とは関係なく卵または頭部サイズのどちらの影響も受けなかった。しかし,A.flagellosaに対する摂餌開始の完了までの時間は元の食用植物とは関係なく孵化幼生の頭部サイズの増加とともに減少した。さらに,卵サイズが処理間で異ならないにもかかわらず,A.flagellosaとA.flagellosaからの幼生はA.flagellosaの葉に対して類似した体重増加を示し,一方,A.gemmiferaからの幼生はA.gemmiferaの葉により育種したときA.flagellosaからの幼生より体重増加が大きかった。これらの結果により,環境条件に対する若い幼生の適応のための選択が固有の幼生身体部位サイズ上で作動することを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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個生態学 
引用文献 (25件):
  • Benavides AG, Cancino JM, Ojeda FP (1994) Ontogenetic changes in gut dimensions and macroalgal digestibility in the marine herbivorous fish, Apolodactylus punctatus. Funct Ecol 8: 46-51
  • Braby MF (1994) The significance of egg size variation in butterflies in relation to host plant quality. Oikos 71: 119-129
  • Fischer K, Zwaan BJ, Brakefield PM (2002) How does egg size relate to body size in butterflies? Oecologia 131: 375-379
  • Fox CW, Mousseau TA (1996) Larval host plant affects the fitness consequences of egg size in the seed beetle Stator limbatus. Oecologia 107: 541-548
  • Harvey GT (1985) Egg weight as a factor in the overwintering survival of spruce budworm (Lepidoptera: Tortricidae) larvae. Can Entomol 117: 1451-1461
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