乳用ヤギの永続的識別のためのルーメン食塊および電子的耳タグ対視覚的および電子的脚タグの可読性

CARNE S.; CAJA G.; ROJAS-OLIVARES M.a.; SALAMA A.a.k.; SALAMA A.a.k.

文献

J-GLOBAL ID：201102207458932658 整理番号：11A0858132

乳用ヤギの永続的識別のためのルーメン食塊および電子的耳タグ対視覚的および電子的脚タグの可読性

Readability of visual and electronic leg tags versus rumen boluses and electronic ear tags for the permanent identification of dairy goats

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資料名：
巻： 93 号： 11 ページ： 5157-5166 発行年： 2010年11月
JST資料番号： C0282A ISSN： 0022-0302 CODEN： JDSCAE 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

ムルシア-グラナダ系乳用ヤギ(n=220)を用い,視覚的および電子的識別装置の性能を調べた。使用した識別装置は,1)右後肢(中足)の下肢部の3つのデジタルコードを印刷したプラスチックバンド(181×39mm,21g,n=220)からなる脚タグ(LT)と隣接する2型の電子的ボタン状タグ(ET1,3,9g,26mm o.d.,n=90;ET2,5.5g,25mm o.d.,n=130),2)32×3.8mmのトランスポンダを有する電子的ルーメン食塊(RB,75g,68×21mm,n=220),3)電子的耳タグ(EE,ボタン-ボタン,4.8g,24mm,n=47),4)可視的プラスチック耳タグ(VE,旗-ボタン,4.8g,24mm,n=220)などであった。47頭の後継子ヤギ(5~6月齢)と103頭の成体ヤギの下肢周囲を計測し,止めたLTの固有周囲を調べた。ヤギは,実験前にRBおよびVEで同定した。肢タギング,読み取りおよび手持ちのトランシーバによるデータ記録の時間を計測した。可読率を,授乳室に拘束されているヤギを用いて1年間調べた。手持ちのトランシーバを用いて,授乳室内のRBおよびET2の読み取り時間と誤差を記録した。子ヤギの下肢周囲は成体ヤギの79.5%と細く,LTは6か月齢の子ヤギには適用できず,成体ヤギにのみ適用した。肢タギングおよびデータ記録の時間は53±3秒であった。1年間のRBの可読率は96.5%であった。LTのロスは発生せず,全て視覚的に読み取ることができた。ただし,3例(1.5%)は跛行により除去され,最終的LT保持率は98.5%となった。さらに7例(3.6%)のLTは開鎖し,電子的に読み取ることができなかった。除去されたLTを除いて,ボタン式トランスポンダの可読率は,ET1において93.6%(3例は消失,2例は読み取り不可),ET2において98.3%(2例は消失)となった。EEおよびVEの耳タグの可読率は各々95.7%と97.0%であった。授乳室における読み取り時間と読み取り誤差は,ET2(45.9秒)と比べてRB(61.2秒)で大きかった。これらの結果から,ET2トランスポンダ付きのLTのみが,国際委員会による本試験の条件下での成体ヤギ(可読率>98%)の公式認定に合致することがわかった。(翻訳著者抄録)

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羊,山羊

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