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J-GLOBAL ID:201102208043383434   整理番号:11A0145967

過ヨウ素酸の媒介するジヒドロキシフェニルアラニンの架橋と質量分析法を用いたペプチドリガンドとそのG蛋白質共役受容体の間の残基と残基の接触の同定

Identification of Residue-to-residue Contact between a Peptide Ligand and Its G Protein-coupled Receptor Using Periodate-mediated Dihydroxyphenylalanine Cross-linking and Mass Spectrometry
著者 (8件):
資料名:
巻: 285  号: 50  ページ: 39425-39436  発行年: 2010年12月10日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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架橋法とタンデム質量分析法を用いて,Saccharomyces cerevisiaeのペプチドフェロモンα因子とそのG蛋白質共役受容体Ste2pの相互作用を調べた。まず,過ヨウ素酸による化学架橋のためにα-因子のTrp1を3,4-ジヒドロキシフェニルアラニン(DOPA)で置換し,検出のためにLys7にビオチンを結合して,[DOPA1,Lys7(BioACA),Nle12]α-因子を作製し,Bio-DOPA1-α-因子とした。Bio-DOPA1-α-因子は強力なアゴニストで,Ste2pに約65nMのアフィニティーで結合した。Bio-DOPA1-α-因子で処理した精製Ste2pに対し免疫ブロット解析を行ったところ,ペプチドアナログはSte2pと架橋していた。天然のα-因子またはα-因子アンタゴニストが存在すると,ペプチドアナログとSte2p間の架橋は阻害された。MALDI-TOF質量分析と免疫ブロット解析から,Bio-DOPA1-α-因子はSte2pのSer251-Met294の断片に架橋していることが明らかになった。タンデム質量分析による架橋した断片とSte2pのフラグメンテーションから,Ste2pのTM6-TM7バンドルの細胞外表面に近いLys269側鎖に対してα-因子アナログのDOPA1が架橋していることが明らかになった。Ste2pのK269A変異体に対しては,Bio-DOPA1-α-因子の架橋が大きく減少した。これらの知見に基づいて,α-因子がSte2pに結合する機構について提唱した。α-因子の結合モデルから,リガンドが結合することで配座転移が生じ,どのようにしてシグナル伝達経路の受容体が活性化するかが示された。
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分類 (1件):
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細胞膜の受容体 
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