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J-GLOBAL ID:201102208204288828   整理番号:11A0105360

メラノコルチン受容体2欠損マウスのリンパ球の発生における内在性糖質コルチコイドの役割

The role of endogenous glucocorticoids in lymphocyte development in melanocortin receptor 2-deficient mice
著者 (7件):
資料名:
巻: 403  号: 3-4  ページ: 253-257  発行年: 2010年12月17日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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糖質コルチコイドは抗炎症治療で広範に用いられ,造血とリンパ球新生の定常状態の調節に寄与すると考えられている。我々は以前,高いレベルのACTHとACTHに対する無反応性にも関わらず,検出できないレベルのコルチコステロンを含む,この疾患を伴う患者に幾つかの類似性を示す,家族性糖質コルチコイド欠乏症のモデルである,MC2R-/-マウスを確立した。本研究において,我々は慢性副腎不全のモデルであるMC2R-/-およびCRH-/-マウスの造血とリンパ球新生における内在性糖質コルチコイドのありうる役割を分析した。全末梢血球細胞数の我々の分析は,MC2R-/-マウスにおいて,リンパ球の数が増加するが,赤血球の数は僅かながら有意に減少することを明らかにした。MC2R-/-マウスにおいて,未成熟な二重陰性(CD4- CD8-)胸腺細胞,脾臓における一過的な1B型細胞,そして骨髄におけるプレB細胞の数は有意に増加した。このことは内在性糖質コルチコイドがリンパ球新生の定常状態の調節に寄与することを示唆する。糖質コルチコイドの経口補給は末梢血液細胞数が逆転し,胸腺および脾臓におけるT細胞およびB細胞の数が減少した。胸腺におけるT細胞と脾臓におけるB細胞は,慢性副腎不全の別の動物モデルであるCRH-/-マウスでも増加した。MC2R-/-マウスは年齢に関連する胸腺萎縮に感受性であるが,それらは飢餓に関連する胸腺萎縮に抵抗性であった。我々のデータは内在性糖質コルチコイドが,造血とリンパ球新生のストレスが誘導する,あるいは定常状態の調節に寄与するという考えを支持する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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細胞膜の受容体  ,  造血系 

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