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J-GLOBAL ID：201102208215771946   整理番号：11A1430249

北海道西岸沖に形成される層雲の空白域に及ぼす地形効果

著者 (4件)： 藤吉康志 (北大 低温科研) ,  岸寛人 (北大 大学院地球環境科学研究科) ,  大竹秀明 (北大 大学院地球環境科学研究科) ,  川島正行 (北大 低温科研)
資料名： 天気
巻： 58  号： 8  ページ： 705-710  発行年： 2011年08月31日 
JST資料番号： F0064A  ISSN： 0546-0921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1998年から2002年の暖候期の「ひまわり」の可視画像を調べたところ,日本海上を層雲域が北東方向に移動する際,北海道西岸沖にのみ雲が存在しないという再現性のある雲分布が見出された。この特異な水平分布には,奥尻島によって発生するフェーンの局所的効果に加えて,北海道全体で作られる気流系の影響が大きいことが,WRF(Weather Research and Forecasting)-ARWを用いたシミュレーション結果から示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *雲分布 ,  地形効果 ,  衛星利用画像 ,  局地風 ,  シミュレーション ,  大気モデル ,  北海道
準シソーラス用語： フェーン ,  メソ気象モデル ,  水平分布 ,  *層雲

分類 (1件)： 局地循環,気流  (DC05090N)

引用文献 (30件)：

• GULTEPE, I. The fog remote sensing and modeling field project. Bull. Amer. Meteor. Soc. 2009, 90, 341-359
• HAEFFELIN, M. PARISFOG : Shedding new light on fog physical processes. Bull. Amer. Meteor. Soc. 2010, 91, 767-783
• HAMAZU, K. A 35-GHz scanning Doppler radar for fog observations. J. Atmos. Ocean. Tech. 2003, 20, 972-986
• 原見敬二. 日本海の霧 (昭和40年4-8月). 天気. 1965, 13, 187-190
• 原見敬二. 1965年5月の日本海中部の霧について. 研究時報. 1966, 18, 240-244

タイトルに関連する用語 (4件)： 北海道 ,  層雲 ,  空白域 ,  地形効果