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J-GLOBAL ID:201102208258728548   整理番号:11A0822599

薄層緑化が夏期の折板屋根へもたらす暑熱環境緩和効果について

Thermal environment mitigation effect in summer is to suppose sheet planting of factories, etc. metallic roof
著者 (7件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 127-131  発行年: 2011年03月31日 
JST資料番号: Y0866A  ISSN: 0285-8800  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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夏期日中において表面温度が80°C に達するなど暑熱環境の最も厳しい構造物である折板屋根に着目し,緑化による鉛直上の近傍気温の冷却ならびに建築物への断熱効果の検討を行った。折板屋根への薄層緑化基盤の設置には,対象植物として改良日本芝(シバ区),メキシコマンネングサ・サカサマンネングサの混植(セダム区)およびイワダレソウ改良種(リッピア区)の3種類を用いた。土壌は人工軽量土壌,その下に透水シート,保水・排水層,基盤最下層にはパネルを設置した。その結果,冷却効果については,3区とも薄層緑化の有用性を明らかにすることができた。温度勾配(表面温度-鉛直10cm高気温)日中最高気温記録時において折板屋根表面は最大41.0°C と放射の影響が大であるが,シバ区は15.3°C,リッピア区は6.0°C,セダム区は3.4°Cと放射の影響を緩和していた。断熱効果については,計算方法(基盤裏表面-表面温度)/厚さ=温度勾配(°C/m)を用い,折板屋根表面温度が最高温度記録(83.9°C)した11時から結果を考察してみるとシバ区では-89.9°C/m,リッピア区では-26.2°C/m,セダム区では-20.6°C/mとなり,シバ区が表面から基盤裏へ最も断熱効果がある結果になった。シバ区とリッピア区は同じ厚さなのに断熱効果に大きな違いがあるのは植物の効果があると考えられた。以上より,屋根面近傍気温の穏和効果や表面から基盤裏への断熱効果から薄層緑化による有用性が示唆された。
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分類 (2件):
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屋根  ,  建築環境一般 

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