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J-GLOBAL ID:201102208458231575   整理番号:11A2004739

ヒト脂肪組織におけるin vitroのTLR-媒介炎症反応の主要な推進者としての急性および慢性飽和脂肪酸処理

Acute and chronic saturated fatty acid treatment as a key instigator of the TLR-mediated inflammatory response in human adipose tissue, in vitro
著者 (13件):
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巻: 23  号:ページ: 39-50  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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飽和脂肪酸(SFAs)およびグルコース(GLC)の食後増加は炎症反応を活性化するが,これは「高血糖の記憶」と呼ばれる知見,生理的SFAおよびGlc濃度の回復に続いて持続する可能性のある炎症反応を活性化させる。本研究はヒト脂肪組織(AT)および脂肪細胞(Ads)内の炎症シグナル経路に対する慢性および振動性SFAsおよびGlcを検討し,Adsが「高血糖の記憶」に制約されるかどうかを決定した。腹部(Abd)皮下(Sc)移植片およびAdsを,48時間低用量(0.2mM)および高用量(2mM)SFAとともに,慢性低グルコース(L-Glc):5.6mMおよび高グルコース(H-Glc):17.5mMで処理した。Abd Sc移植片およびAdsもL-Glcを12時間の休憩時間で変化させながら12時間前述した処理方法に曝露させた。L-Glcと高SFAsによる慢性処理で,H-Glcおよび高SFAsはAbd Sc ATおよびAdsの核因子-κB(NFκB)経路の主要因子を上方制御したが,MyD88を下方制御した。振動性GlcおよびSFA濃度は移植片およびAds内のTLR4,NFκB,IKKβを増加させ(P<0.05),MyD88発現を上方制御した(P<0.05)。癌壊死因子αおよびインターロイキン6分泌は両方とも慢性処理Abc Sc移植片およびAds内で著しく増加したが(P<0.05),処理を中断すると持続した炎症作用が認められた。したがって,SFAsはNFκB活性化を介してヒトAT内の炎症反応の主要な推進者として働いている可能性があり,このことは肥満および2型糖尿病を持つ患者にとって重要な意義となる可能性のあるAd内の長期炎症性傷害を引き起こす制御できないSFAsおよびGlc濃度に細胞が短期間曝露されたことを示唆している。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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代謝異常・栄養性疾患一般  ,  細胞生理一般 
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