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J-GLOBAL ID：201102208501439720   整理番号：11A1295267

Cu-Ni-Si合金板の再結晶集合組織と弾性・塑性異方性

Recrystallization Texture and Elastic, Plastic Anisotropy in Cu-Ni-Si alloy sheets

著者 (2件)： 井上博史 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  岩田純 (大阪府大 工)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 50  ページ： 204-209  発行年： 2011年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,電子機器用コネクタは小型化が進み,それに対応する強度,バネ特性,曲げ加工性,プレス成形性が要求される。そのため,黄銅やリン青銅に代わり,析出強化型Cu-Ni-Si系合金の使用が検討されている。本研究では,加工プロセスにより集合組織を変化したCu-2.52Ni-0.61Si合金の冷間圧延板に溶体化処理と時効処理を施し,再結晶集合組織とr値,降伏強度,弾性率の関係を定量的に調査した。溶体化処理材は主としてR方位から成る再結晶集合組織を示すが,その方位密度は加工プロセスに依存して大きく変化した。方位密度の違いにもかかわらず,弾性・塑性異方性は類似の傾向を示した。溶体化処理材のr値の面内異方性は集合組織から予測できた。

シソーラス用語： *銅合金 ,  ニッケル含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  コネクタ ,  析出硬化 ,  熱処理 ,  溶体化処理 ,  時効処理 ,  冷間圧延 ,  集合組織 ,  *金属組織 ,  *機械的性質 ,  成形性 ,  r値【塑性歪】 ,  降伏強さ ,  弾性係数 ,  評価 ,  再結晶集合組織 ,  異方性 ,  方位分布関数 ,  結晶方位 ,  塑性異方性 ,  弾性 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  圧延集合組織 ,  面内異方性 ,  弾性異方性 ,  *組織 ,  *性質 ,  比率 ,  強度 ,  曲線 ,  線 ,  特性
準シソーラス用語： 圧延組織 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  定量的評価

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (12件)：

• 1) 井上博史,稲数直次:軽金属, 44 (1994) , 97-103.
• 2) H. Inoue and T. Takasugi : Mater. Trans., 48 (2007) , 2014-2022.
• 3) H. J. Bunge : Texture Analysis in Materials Science, I3utterworths, London, (1982) .
• 4) H. Inoue and T. Takasugi : Z. Metallkd., 92 (2001) , 82-88.
• 5) G. I. Taylor : J. Inst. Metals, 62 (1938) , 307-324.

タイトルに関連する用語 (6件)： Cu ,  Ni ,  Si合金 ,  再結晶集合組織 ,  弾性 ,  塑性異方性