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J-GLOBAL ID：201102209056358176   整理番号：11A0163773

イオン-分子反応CH₃CN⁺+CH₃CN→CH₄CN⁺+CH₂CNの電子状態依存性: 閾値電子-二次イオン同時計数(TESICO)および直接ab initio分子動力学による研究

Elecronic state dependence of the ion-molecule reaction CH₃CN⁺+CH₃CN→CH₄CN⁺+CH₂CN: threshold electron-secondary ion coincidence (TESICO) and direct ab initio molecular dynamics study

著者 (4件)： TACHIKAWA Hiroto (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  FUKUZUMI Takahiro (Himeji Inst. Technol., Hyogo, JPN) ,  INAOKA Kazushige (Himeji Inst. Technol., Hyogo, JPN) ,  KOYANO Inosuke (Himeji Inst. Technol., Hyogo, JPN)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 12  号： 47  ページ： 15399-15405  発行年： 2010年12月21日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン-分子反応CH₃CN⁺+CH₃CN→CH₃CNH⁺+CH₂CNについて,閾値電子-二次イオン同時計数(TESICO)法を用いて研究した。2つの微視的な反応機構,すなわちアセトニトリルイオンCH₃CN⁺から中性のアセトニトリルCH₃CNへのプロトン移動(PT)およびCH₃CN⁺によるCH₃CNからの水素引き抜き(HA),に対する相対的反応断面積が,CH₃CN⁺一次イオンの2つの低い電子状態,²Eおよび²A₁に対し決定された。²A₁状態のPTに対する断面積は²E状態のそれより小さかったが,HAの断面積は2つの状態でほとんど同一であった。ab initio計算によればCH₃CN⁺のC-H⁺結合の解離は²A₁状態におけるより²E状態の方が有利であった。

シソーラス用語： *イオン分子反応 ,  電子状態 ,  光電子分光法 ,  *プロトン移動 ,  断面積 ,  ab initio法 ,  閾値 ,  同時計数 ,  カチオン ,  ラジカル ,  *脂肪族ニトリル
準シソーラス用語： 光電子-光イオン同時計数 ,  *水素引抜反応

分類 (2件)： 荷電体衝撃・放電による反応  (CB06020R) ,  脂肪族ニトリル・イソシアニド  (CF03230L)

物質索引 (3件)： (シアノメチル)ラジカル ,  N-エチリジンアミニウム ,  アセトニトリル

タイトルに関連する用語 (9件)： イオン ,  分子 ,  電子 ,  状態依存性 ,  閾値 ,  二次イオン ,  同時計数 ,  分子動力学 ,  研究