抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
サーバールーム向け空調システムの実規模の実験施設を用いて,外気冷房方式の省エネルギー性能を調べた。空調機冷却熱量,システム全体の空調消費電力及びシステム総合COPに及ぼす外気導入量,外気温度及び発生熱量の影響を実験的に明らかにした。省エネ効果が最大となる負荷100%の場合には,空調機の冷却熱量は最大約90%小さくなり,システム全体の消費電力は最大約18%低くなることが分かった。またシステム総合COPは最大約24%大きくなった。また,外気温度に応じた適正な外気量を設計値からの予測と実験結果から導き,適正な外気量に制御した場合の年間の消費電力量の削減率を求めた。加湿が必要な外気条件では外気を導入しないと考えた場合,ASHRAE推奨基準を満たす条件では4.0%,ASHRAE緩和基準を満たす条件では16.2%となることを示した。(著者抄録)