抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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富山大学は2005年10月に3大学統合がなされ,共通認証基盤の整備を行った。本論文では,ユーザ管理業務を担う富山大学総合情報基盤センターの簡易業務分析を行い,IDが複数存在するためにユーザサポートコストが増大していること,及びシステムの信頼性向上が課題であることを明らかにした。それらを踏まえてLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)を中心とした最低限の認証基盤から整備し,1)学部ごとのメールドメインに合わせたou(Organization Unit)の設定によるsimple bind認証,2)cn(Common Name)へのID.domainの登録によるユーザの一意性を保証した認証,3)filterをメールアドレスとする認証から,目的に合わせてアクセス方法を設定できるようにした。本IDはセンターが提供する認証サービスだけでなく,学務系の学内サービスでも利用できる。本認証基盤はユーザ情報管理データベース(DB)サーバの配下にLDAPサーバと学生用のActiveDirectoryを備え,ユーザ情報管理DBサーバでスクリプトを動作させることでユーザの登録・削除が行えるので業務効率を改善し,セキュリティを向上できる。実際に学生ユーザ登録業務量が66%,パスワード再発行業務が89%削減できた。