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J-GLOBAL ID：201102209480492354   整理番号：11A1051658

均衡・最適地域人口規模と中央政府

著者 (1件)： 古川章好 (中京大 経済)
資料名： 応用地域学研究  (Journal of Applied Regional Science)
号： 15  ページ： 37-46  発行年： 2010年11月30日 
JST資料番号： L5463A  ISSN： 1880-960X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 立法・行政機能が集中する首都や県庁所在地などでは,多くの人口が集中している。本研究では,ある一つの地域に中央政府が立地する2地域モデルを用いた各地域の均衡人口規模と最適人口規模を導出して比較することにより,特別な地域政策が行われなくても東京や県庁所在地などへの立法・行政機能集中を通じて地域人口規模が変化する状況を示し,この人口分布が望ましいものであるかどうかを考察した。分析の結果,均衡人口規模を最適人口規模と比較したところ,中央政府が課す税率が比較的高い場合は人口規模は過大となり,税率が適度な水準であれば,均衡人口規模は最適となることがわかった。

シソーラス用語： *人口 ,  釣合 ,  *政府 ,  人口集中 ,  税 ,  *最適規模

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (16件)：

• 1) Anas, A. and Xiong, K.: Intercity trade and the in- dustrial diversification of cities, Journal of Urban Economics, 54, pp.258-276, 2003.
• 2)金本良嗣,齋藤祐志:東京は過大か一ヘンリー ジョージ定理による検証一,住宅土地経済,1998年夏 号,PP.8・17,1998.
• 3) 田渕隆俊:都市集積による多様性の経済と混雑の不経 済,住宅土地経済,1998年夏号,pp.18-25,1998.
• 4) Kanemoto, Y., Ohkawara, T. andSuzuki, T.: Ag- glomeration Economies and a Test for Optimal City Sizes in Japan, Journal of the Japanese and Interna-tional Economics, vol.1O. pp.379-398, 1996.
• 5) Conley, J. and Dix, M.: Optimal and Equilibrium Mem-bership in Clubs in the Presence of Spillovers, Journal of Urban Economics, 46, pp.215-229, 1999.

タイトルに関連する用語 (5件)： 均衡 ,  地域 ,  人口 ,  規模 ,  政府