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J-GLOBAL ID：201102209659181254   整理番号：11A1903506

Al-Mg-Si系合金の内部組織と力学特性に及ぼすScとZrの影響

著者 (8件)： 池田賢一 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  光原昌寿 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  波多聰 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  中島英治 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  高下拓也 (九大 大学院総合理工学府) ,  秋吉竜太郎 (九大 大学院総合理工学府) ,  山田和広 (九大 大学院工学研究院) ,  金子賢二 (九大 大学院工学研究院)
資料名： 軽金属学会研究部会報告書
号： 56  ページ： 102-113  発行年： 2011年11月13日 
JST資料番号： J0578A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Al-0.5Mg-0.5Si-0.3Sc-0.2Zr(wt%)合金を用いて,内部組織,再結晶粒成長挙動及び力学特性に及ぼすScとZrの添加効果を調べた。Sc及びZr複合添加合金と無添加合金(Al-0.5Mg-0.5Si)の均質化処理,熱間圧延,冷間圧延により試料を作製した。STEMやSEM/EBSD法を用いて,第二相粒子の分布,集合組織等を解析した。複合添加合金の熱間圧延材は無添加合金よりも結晶粒が微細化し,棒状及び球状のAl₃(Sc,Zr)粒子が存在した。複合添加合金の冷間圧延材を600°Cで熱処理すると等軸化したが,無添加合金では400°Cでも等軸化し再結晶集合組織を有する成分が多かった。複合添加合金では結晶粒微細化効果よりも第二相粒子の分散強化がより強度に寄与する。

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  マグネシウム含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  スカンジウム添加合金 ,  ジルコニウム添加合金 ,  *合金元素 ,  再結晶 ,  再結晶集合組織 ,  *第二相 ,  金属間化合物 ,  熱間圧延 ,  結晶粒微細化 ,  冷間圧延 ,  焼なまし ,  分散強化
準シソーラス用語： EBSD法

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (11件)：

• 1) 例えば,櫻井健夫:神戸製鋼技報,57(2007),45-50.
• 2) A. N. Kamardinkin, T. V. Dobatkina and T. D. Rostova: Russ. Metall., (1991), 216-218.
• 3) 藤川辰一郎:軽金属,49(1999),128-144.
• 4) 岩村信吾,美浦康宏:軽金属,56(2006),100-104.
• 5) V. Radmilovic, A. Tolley, U. Dahmen: Scripta Mater., 52(2005), 621-625.

タイトルに関連する用語 (5件)： Al-Mg-Si系合金 ,  内部組織 ,  力学特性 ,  Sc ,  Zr