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J-GLOBAL ID:201102209689035872   整理番号:11A1277063

6-OHDA誘導SH-SY5Y細胞損傷に及ぼすカギカズラ(Uncaria tomentosa)由来の水抽出物Batch-2の神経保護作用

The Neuroprotective Effect of Batch-2, an Aqueous Extract From Cat’s Claw (Uncaria tomentosa) on 6-OHDA-Induced SH-SY5Y Cell Damage
著者 (8件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 769-778  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2183A  ISSN: 1000-3282  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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以前の薬理学的な研究の結果,Uncaria tomentosaの水可溶性抽出物(C-MED-100TM)は,抗酸化活性を有しており,DNA修復及び免疫機能を有することを見出した。Batch-2は,カギカズラ由来の新規な水抽出物であるが,batch-2のラジカル消去能及び神経保護効果については報告されていない。最初に,6-OHDA誘導SH-SY5Y細胞傷害に及ぼすbatch-2の神経保護効果を測定した。次にbatch-2の成分分析を赤外分光法,HPLC及び分光測光法で解析した。その結果,batch-2は,数種類のフリーラジカル,特にヒドロキシラジカル(batch-2の25mg/Lはヒドロキシラジカルの60%を消去できた)消去能を有した。用量依存的に6-OHDA誘導細胞死,脂質過酸化,ミトコンドリア電位ロスを減弱し,SH-SY5Y細胞内の活性酸素種(ROS)及び一酸化窒素(NO)を増加させた。その一方で,batch-2はiNOS及びNF-κB活性発現6-OHDA誘導増加を抑制した。SH-SY5Y細胞のROS及びNO消去反応によって6-OHDA誘導損傷に及ぼすbatch-2の神経保護効果は,iNOSとNF-κBの活性化を阻害した。成分分析の結果,batch-2の多価フェノール及びキニン酸の含量は,各々6.43%,0.0958%であった。以上の結果は,抗酸化活性及び神経保護効果に対するbatch-2の機構は,(-)-エピガロカテキン-3-ガラート(EGCG)と部分的に類似していると思われた。batch-2は,パーキンソン病の予防薬としての潜在的な神経保護の効果ある抗酸化剤であることが明らかになった。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
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生薬一般  ,  植物の生化学 
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