抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的 マラリア原虫感染過程における活性化特徴及びその疾病進展と自然調節T細胞(nTregs)との関連を探る。方法 マラリア原虫ANKAをそれぞれC57BL/6、BALB/cとDBA/2マウスに感染させ、赤血球感染率を計測した。感染前と感染後3、5、8dに脾臓細胞ホモジネートを作り、フローサイトメトリーで脾臓細胞ホモジネート中のnTregs含量を測定した。ELISAとGriess方法により脾臓細胞培養上清のIFN-γ、IL -10とNOレベルを測定した。結果 C57BL/6マウスは感染後811dに脳マラリアで死亡し、BALB/cとDBA/2マウスは感染後34wに貧血と極端な虫血症で死亡した。3種類マウスは感染後3dに、nTregs含量がピーク値に達した後、次第に下がり、感染後8dにC57BL/6マウスのnTregs含量は正常レベルより明らかに低く、全感染過程で、C57BL/6マウスのnTregs含有量はBALB/cとDBA/2マウスより著しく低かった。3種類マウスの脾臓細胞上清のIFN-γ、NO とIL-10レベルは感染後に高くなり、感染後5dにピーク値に達した。感染後8dと感染後5dを比較するとC57BL/6マウスのIFN-γ、NOレベルは少し低下し、IL-10レベルは著しく低下した; BALB/cとDBA/2マウスのIFN-γ、NOレベルは著しく低下し、IL-10レベルは少し低下した。しかも、C57BL/6マウスのIFN-γ、NOレベルはBALB/cとDBA/2マウスより高く、IL-10レベルはBALB/cとDBA/2マウスより低かった。3種類マウスにおいて感染後に脾臓nTregs数量とIFN-γとNOレベルは負の相関があり、IL-10レベルと感染率は正相関があった。結論 マラリア原虫感染過程で、nTregs数量の動態変化と感染宿主の予後と密接に関連する。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST