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J-GLOBAL ID:201102209984573487   整理番号:11A1691347

遺伝子組み換えヒトαA-クリスタリン蛋白質中での3種の特異なアスパルチル残基のβ-結合異性化の速度定数の逆相HPLCによる決定

Determination of rate constants for β-linkage isomerization of three specific aspartyl residues in recombinant human αA-crystallin protein by reversed-phase HPLC
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巻: 879  号: 29  ページ: 3240-3246  発行年: 2011年11月01日 
JST資料番号: W0571A  ISSN: 1570-0232  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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主要な可溶性眼レンズ蛋白質,αA-クリスタリンは,非常に長い半減期を持つ。したがって,立体反転を含む多くの翻訳後修飾がその構成アミノ酸中で見出された。筆者らは,ヒトαA-クリスタリン蛋白質の特異なAsp残基のスクシンイミド形成反応が主であるβ-結合異性化の反応速度を単純なRP-HPLC法によって決定する。β-結合異性化の反応速度論的解析を,58Aspと151Aspの残基の両方のD/L比が,高齢のヒトの眼レンズから単離されたαA-クリスタリン中の1.0よりも大きいので,αA-クリスタリンの3つのAsp残基,58Asp,84Asp,及び151Aspで行った。58Asp,84Asp残基の両方の50°C以下でのβ-結合異性化が,合成ペプチド中でのそれと比べて約0.4-0.5倍抑制されるのに対し,151Aspの異性化は,全蛋白質と合成断片的ペプチドと同じ速度で起きた。αA-クリスタリン蛋白質を高温でインキュベートするとき,58Aspの遺伝子組み換え蛋白質中での異性化の抑制が緩和された。遠紫外CDスペクトルは,蛋白質の2次構造が,組み替えαA-クリスタリン蛋白質中の60°C以上の高温で部分的無秩序構造をとることを示した。これらの結果は,58Asp残基がαA-クリスタリン蛋白質の高次構造によってスクシンイミド中間体形成から抑制され,αA-クリスタリンの58Asp残基周辺の構造環境がスクシンイミド形成の関連で合成断片的ペプチドのそれと類似することを示唆する。αA-クリスタリン蛋白質の2次構造の影響の差異が,組み替え蛋白質中の58Aspと151Asp残基のスクシンイミド形成の順序を合成断片的ペプチドでの順序と比べて逆転させる。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  ,  蛋白質・ペプチド一般 
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