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J-GLOBAL ID:201102210231566664   整理番号:11A0566513

藍藻類から単離した新規レチノイン酸類似体である7-ヒドロキシレチノイン酸

A novel retinoic acid analogue, 7-hydroxy retinoic acid, isolated from cyanobacteria
著者 (4件):
資料名:
巻: 1810  号:ページ: 414-419  発行年: 2011年04月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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背景:全trans-レチノイン酸(RA)はビタミンA由来の低分子化合物である。RAは動物細胞の核受容体であるレチノイン酸受容体(RAR)との結合により様々な方法で事象を誘導する。RAとその代謝産物は動物組織において見出されている。本論文において,藍藻類細胞において見出した新規RA類似体を報告し,その単離方法を述べ,その光安定性を全trans-RAと比較した。方法:Microcystis aeruginosa及びSpirulina sp.の細胞から新規A類似体を抽出し,高速液体クロマトグラフィーにより分画した。類似体を酵母2ハイブリッドアッセイを用いて分析し,in vitro RAR活性を測定した。液体クロマトグラフィー-質量分析/質量分析を行ってこのRA類似体の化学構造を明らかにした。結果:画分の分析の結果から,新規RA類似体が7-ヒドロキシRAであることを明らかにした。3.5μg(Spirulina sp.細胞の総RARアゴニスト活性の4.5%)の7-ヒドロキシRAからの拾得物は,keto-enol互変異性と共役したcis-trans異性化に起因して,4異性体の混合物であった。その相対的RARアゴニスト活性は,全trans-RAの活性を1.00と定めると,0.49±0.01(n=3)であった。蛍光下で,7-ヒドロキシRA異性体の混合物は全trans-RAよりも安定であった。結論:藍藻類から新規RAR活性化化合物7-ヒドロキシRAを単離した。一般的意義:7-ヒドロキシRAはUV-A下で全trans-RAよりも安定であった。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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ビタミンA  ,  微生物の生化学 
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